結婚相手に騙されたとわかったときの対応にお悩みではないでしょうか。
結婚詐欺の被害に遭ったとわかると、婚姻を取り消せるケースがあるため、対応の把握は重要です。
本記事では、結婚詐欺師に騙されたときの対応方法を解説します。返金を受けるまでの流れもおさえ、いち早い被害回復を目指しましょう。
至急ご相談ください!!
●結婚資金を貯めようとお金を渡してしまった方
●恋愛感情がありどうしても断れなくお金を渡してしまった方
●会社の資金繰りでお金が必要になりすぐに返すとの理由で貸してしまった方
●警察・弁護士に対応出来ないと言われた方
24時間365日ご相談は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
\LINEで気軽に相談可!/
結婚詐欺とは
結婚詐欺では、婚姻の意思がないにもかかわらず、「将来をともにしたい」と伝えて騙します。詐欺師は恋愛感情があるように見せかけることから、「騙された」とあとになって気づく方が多くいます。
結婚詐欺の手口や成立要件、事例のポイントをおさえましょう。
手口
結婚詐欺の手口の流れは、以下のとおりです。
- 理想の結婚相手として近づく
- 早い段階で結婚をほのめかす
- 理由をつけてお金を求める
- お金を奪ったのちに姿を消す
詐欺師はターゲットに近づくときに、高収入・優しいなど、結婚相手として良い点をアピールします。理想の相手を演じることで、ターゲットに好意を持ってもらうことが目的です。
詐欺師は、結婚できるとターゲットに思わせたうえで、「将来のために」「病気の治療費がいる」などと言って、お金を要求します。相手の言葉を信じてお金を渡すと、連絡がとれなくなり、行方をくらますケースがほとんどです。
成立要件
結婚詐欺の成立要件は、以下のとおりです。
- 詐欺師が嘘の情報を伝えてお金を奪おうとした
- ターゲットが詐欺師に騙されている
- ターゲットから詐欺師へお金を渡してしまった
婚姻の意思がないにもかかわらず「結婚する」と言い、お金を騙し取ったケースでは、詐欺罪が成立します。
刑法246条における詐欺罪に関する記載は、以下のとおりです。
第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。引用:刑法|e-Gov法令検索
結婚を考える相手との金銭のやり取りは口頭で行うことが多く、お金を奪う意志があったかどうかの立証が難しいケースがあります。詐欺罪として成立するかわからない場合は、専門家へのすみやかな相談がおすすめです。
事例
結婚詐欺は、以下の2件をはじめとし、さまざまな事例が見られます。
1つ目は、結婚を匂わせて合計1,300万円を奪った事例です。詐欺師は、ターゲットに「2人の将来に向けてお金を貯めよう」と伝えて口座に振り込みをさせ、自身の借金返済に充てていました。
参考:結婚詐欺で48歳の既婚者の男を逮捕、被害総額1,300万円 兵庫県警|産経新聞
2つ目は、プロポーズされた相手に現金200万円ほどを奪い取られたケースです。詐欺師は警察官だと嘘の職業を名乗ってターゲットに近づき、「捜査員を私的に使って左遷され、口座凍結の罰を受けた」と言って現金を求めました。
参考:婚約者はニセの警察官 約190万円を奪った疑いで逮捕|FNNプライムオンライン
結婚詐欺に共通するポイントは、将来を約束したうえでのお金の要求です。結婚を考えている相手から「お金を貸してほしい」と言われても、すぐに応じることは控えましょう。
結婚相手に騙されたときの婚姻取消要件
結婚相手に騙されたときの婚姻の取消要件は、以下のとおりです。
- 結婚を決める重要なポイントで悪質な騙し行為があった
- 騙し行為によって本来ならしなかった結婚をしてしまった
民法747条では、騙されてした結婚の取消を認めています。要件に当てはまる場合は、家庭裁判所に結婚の取消を申し立てましょう。
参考:民法|e-Gov法令検索
意思がないにもかかわらず結婚を約束し、お金を奪うことは悪質な行為であり、婚姻を取り下げられます。結婚の取消を望むときは、要件を確認したうえで専門家を頼ってください。
結婚詐欺師の特徴
結婚詐欺師の特徴は、以下のとおりです。
- 個人情報を隠す
- 早い段階で結婚の話をしてくる
- 友人や家族などに紹介しない
特徴をおさえると、詐欺を見分けられるケースがあります。お金をさらに奪われないためにも、結婚詐欺師を見分けるポイントをおさえましょう。
個人情報を隠す
結婚詐欺師の特徴の1つは、個人情報を隠すことです。
詐欺師は自身の情報がバレることを防ぐために、証拠が残る行為を避けます。職業や年収をアピールする詐欺師は多くいますが、「名刺を見たい」と伝えると、断られるケースがほとんどです。
結婚を約束しているにもかかわらず、写真撮影をしたがらない人物も、詐欺師の可能性があります。写真を撮られることが苦手な方もいますが、1枚も撮影させてくれないケースは不自然です。
結婚を約束したのちに名刺を見せてくれず、写真撮影を避ける人物は詐欺師の可能性が高いため、距離を置いてください。
早い段階で結婚の話をしてくる
早い段階で将来の話をしてくることは、結婚詐欺師の特徴です。
詐欺師は、ターゲットの信用を得ていち早くお金を奪いたいため、出会ったばかりでも「運命だから結婚したい」と伝えてきます。
女性は、年齢や出産を考えたときに結婚を焦りやすく、すぐに将来の話をしてくれる詐欺師に騙されやすい傾向があります。今後をともにするパートナーを出会った直後に決めてしまうことは、婚活においてリスクがある行為です。
出会ったばかりにもかかわらず結婚の話をしてくる相手は、詐欺師の可能性があると覚えておきましょう。安易に相手を信用せず、本気で結婚したいと思っているかを見極めてください。
友人や家族などに紹介しない
結婚詐欺師の特徴は、友人や家族などにターゲットを紹介しないことです。
結婚を決めたあとは、両親をはじめとした家族や友人と相手を会わせて、紹介するケースがほとんどです。しかし、詐欺師はお金を奪う目的を果たしたあと、ターゲットの前から姿を消そうと企てているため、友人や家族への紹介はしません。
「家族と仲が良くない」「友人は少ない」と言って紹介を断る相手は、詐欺師の可能性を疑いましょう。友人を紹介してもらえたとしても、会った相手が詐欺グループの1人というケースもあり、注意が必要です。
友人や家族に会わせてもらえなかったり、紹介された人物に不審点があったりするケースでは、詐欺を疑い、相手が安全かを見極めてください。
結婚詐欺師に騙された際の対応方法
結婚詐欺師に騙されたケースの対応方法は、以下のとおりです。
- 刑事告訴する
- 民事上の請求をする
正しく対応することで、解決が早まったり、返金を受けられたりするケースがあります。対応方法のポイントをおさえて被害回復に役立ててください。
刑事告訴する
結婚詐欺師に騙されたときの対応方法の1つは、刑事告訴です。
刑事告訴とは、犯罪の被害に遭ったと警察に伝えたうえで、処罰を求めることです。警察は、刑事告訴を受理して捜査したのち、必要があれば犯人を捕まえます。捕まることを恐れた相手が示談に応じて、被害を回復できるケースもあります。
しかし、警察は多くの業務があることから、証拠が少なく処罰を求める意思がはっきりしていないと判断したケースは、刑事告訴を受理しません。被害に遭ったことがわかる証拠をできる限り多く提出しましょう。
十分な証拠をそろえて刑事告訴することで、被害回復を図ってください。
民事上の請求をする
結婚詐欺師に騙されたときの対応として、民事上の請求で奪われたお金の返還を求めることも1つの方法です。
お金を返してほしいケースでは、詐欺師に対して内容証明郵便で「応じてもらえないなら法的手段をとる」と伝えます。
内容証明郵便を送っても返金してもらえないときは、民事訴訟をはじめとした法的な手段をとります。訴訟には専門知識が欠かせないため、弁護士を頼りましょう。
強制執行によって相手の財産を差しおさえることも、お金を取り戻す手段として使われます。ただし、裁判所に強制執行の資格を示す書類を提出する必要があるため、まずは民事調停・訴訟を行なってください。
結婚詐欺師に騙された際の返金までの流れ
結婚詐欺師に騙されたときの返金までの流れは、以下のとおりです。
- 集められる証拠を用意する
- 調査会社に詳細な情報の収集を依頼する
- 集めた情報を持って弁護士へ相談する
結婚相手に騙された方は慌ててしまい、すぐに返金に向けて行動できないケースもあります。騙されたときに困らないために返金までの流れをおさえましょう。
1.集められる証拠を用意する
結婚詐欺師に騙されたときは、自身で集められる証拠を用意してください。
結婚相手に返金を求めるためには、証拠を用意して、騙されたことを明確にする必要があります。以下の内容をもとに、集められる証拠を用意しましょう。
- 相手の住所や連絡先
- メールやLINEなどのやり取り
- 領収書・振り込み明細
把握している相手の個人情報は嘘の可能性もありますが、騙された証拠の1つであるため、メモにまとめておくことがおすすめです。
相手とのやり取りの記録は、詐欺師に消されてしまうリスクがあります。騙されたとわかった時点で、スクリーンショットを撮って保存しましょう。
2.調査会社に詳細な情報の収集を依頼する
集めた証拠をもとに、調査会社へ詳しい情報集めを依頼すると、結婚詐欺師に騙されたあとのスピーディーな返金が望めます。
調査会社は、渡した手がかりから詐欺師の身元をつきとめられる可能性があります。身元調査で集められる詐欺師の情報は、以下のとおりです。
- 氏名・住所・勤務先
- 家族や友人関係
- 借金があるかどうか
調査のプロはインターネットやSNS、尾行などのあらゆる手段を使い、結婚相手の身元をあぶり出します。詐欺師の詳しい情報があれば、返金を求めるときの交渉を有利にすすめられるケースがあります。調査会社をうまく使い、情報を集めましょう。
3.集めた情報を持って弁護士へ相談する
結婚詐欺師に騙されたケースで返金を求めるときは、集めた情報を持って弁護士に相談してください。
弁護士は、騙された事実に関するしっかりとした証拠があれば、結婚詐欺師かどうかを判断してくれます。詐欺であるときは、被害者に代わって告訴や返金請求が可能です。
弁護士に依頼し、さまざまな手続きを代わりに行なってもらうことで、被害者の負担を軽くする効果が期待できます。
結婚詐欺に対応した実績がある弁護士事務所を選ぶと、すみやかに被害を回復できるケースがあります。集めた証拠や情報をすぐに弁護士へ渡し、スムーズに返金請求しましょう。
結婚詐欺に騙された際は当事務所へ
結婚詐欺の被害に遭ったときは、当事務所へご相談ください。
結婚相手に騙されたとわかったあとは、すみやかに詳しい個人情報と証拠を用意することで、婚姻の取消や返金請求ができる可能性が高まります。結婚詐欺師について調べるときは、調査会社を利用しましょう。
当事務所は、お金に関するトラブルの調査を得意としており、特定のプロが情報をすばやく集めます。集めた詐欺師の情報は、LINEをはじめとしたツールにてリアルタイムで共有し、すみやかな被害回復をサポートいたします。
いち早い被害回復を目指し、ぜひ一度無料相談へお申し込みください。