結婚詐欺は時代と共に手口や特徴を変化させ、巧妙な手段で騙す悪質な詐欺です。詐欺師は実名を使わずに偽名で近付いてくるため、もしも被害に遭ってしまった場合、立証することは非常に困難になります。
結婚詐欺の被害に遭ってしまい、相手の名前がわからずに困っている人も、調査してもらったり相談したりできる機関があります。諦めて落ち込んでしまう前に力になってもらえる場所へ相談しましょう。
今回の記事では、結婚詐欺の被害に遭わないように結婚詐欺師の特徴や、詐欺に遭った際の解決方法について解説します。
結婚詐欺師の特徴
結婚詐欺の被害に遭わないためには、結婚詐欺師の特徴について理解しておくとよいでしょう。結婚詐欺師の主な特徴を4つ紹介します。
一緒に写真を撮りたがらない
結婚詐欺師はSNSなどで情報が共有されることを恐れ、写真を撮りたがりません。
しかし、中には写真自体が好きではないという人もいるので、見極めが難しいところです。「友達や家族には見せない」「SNSにアップしない」「2人だけの思い出にしたい」というように伝えたり、何度か誘ってみたりして反応をうかがうとよいでしょう。
知人に会わせたがらない
偽名を使って近付いてくる結婚詐欺師は、実名で関係性を築いている友人や家族には会わせたがりません。詐欺は犯罪なので、知人や友人との関係を断っているという場合もあるでしょう。
ただし、人によっていろいろな事情があり、過去に何かトラブルなどがあって関係を断っているという可能性もあります。しかし、結婚を意識した交際をしているのであれば、自分以外の人のことを全く話さないというのは不自然でしょう。
勤務先を教えない
一般的には交際期間が進むにつれて、お互いの個人情報を共有することが多くなるものです。
社会人にとって生活の中心は仕事ですが、勤務先を教えない人は怪しいでしょう。勤務先を教えたとしても、嘘をついている可能性があります。勤務先を調べてみたら実在しなかったということがあれば、結婚詐欺師の可能性は非常に高くなります。
また、実在する会社名を教えたとしても、その会社に在籍しているかどうかはわかりません。たとえば、名刺を渡されたとしても偽造しているケースや、赤の他人になりすましているケースもあります。
家に遊びにいくことを嫌がる
恋愛関係になると、お互いの家に行き来する機会もあるでしょう。
実家暮らしの場合は相手の家に行ったり招いたりということがなかなかできませんが、結婚を意識して交際しているのであれば、親への挨拶や顔合わせという話が当然出てくるはずです。
しかし、頑なに家や住所を教えない、教えたとしても連れて行こうとはしないという人は何らかの事情があると考えてよいでしょう。
お金持ちであると信じさせるために、自分の家だと言って高級マンションの写真を見せておきながら、そこに連れて行かないというケースもあります。
結婚詐欺に遭いやすい人
自分は詐欺に引っかかるわけがないと思っている人は多いようですが、そういう人ほど詐欺の被害に遭うことがあります。
時代の変化と共に詐欺の手口も巧妙になってきており、詐欺師はどこにいるかわかりません。もしかしたら、あなたのすぐ近くに潜んでいる可能性もあります。
ここでは、結婚詐欺に遭いやすい人の特徴を解説します。
結婚詐欺の被害に遭いやすい女性の特徴
結婚詐欺に遭いやすい女性の主な特徴は、3つあります。
1.結婚願望が強い
結婚願望が強く、早く結婚したいと考えている人は、結婚が現実のものになろうとすると冷静に判断することが難しくなります。
早く結婚まで漕ぎつけて安心したいという思いから焦ってしまったり、目の前に迫った結婚式や結婚生活に思いを馳せて期待してしまったりするからです。
2.高収入の仕事をしている
しっかりとした収入を得ている女性の中には、仕事が忙しくてなかなか恋愛をする時間がなかった人が多くいます。目の前に現れた恋人を運命の相手だと思い込み、心を許してしまいがちです。
また、もし相手の収入が低かったりお金に困ったりしていても、自分が何とかするという気持ちになってしまうことも考えられます。
3.お金の自己管理ができている
しっかりと貯蓄をして堅実な生活を送っている人は、お金が足りなくて困っている恋人がいたら貯蓄を切り崩して助けてあげようという気持ちになりやすいでしょう。
貯蓄を頭金にして住宅や車などのローンを組みやすいというところも狙われやすい理由になってしまいます。
以上の3つの特徴から、結婚詐欺に遭わないためには結婚願望があることを表に出さないようにすることや、収入や貯蓄の金額を安易に言わないようにすることが大切です。
短い交際期間で結婚し、幸せな結婚生活を送っている人もいますが、結婚詐欺の被害を防ぐためには長い交際期間を経て、相手のことをよく知るようにしましょう。
結婚詐欺に遭いやすい男性の特徴
結婚詐欺に遭いやすい男性の主な特徴は、4つあります。
1.収入や地位が高いエリート
お金を騙し取ろうとしている結婚詐欺師にとって、エリートは1番のターゲットです。
収入が多い人からはお金を引き出せることが期待できます。そして、地位が高い人はプライドも高く、「弱みを見せたくない」という気持ちから被害に遭っても周囲に相談しづらくなることがあるため、狙われやすいのです。
2.人付き合いが苦手な人
人付き合いが苦手な人は、相手に一度心を許してしまうと、疑うことを忘れとことん信じてしまう傾向があります。
また、女性との交際経験が少ない人も、女性との出会いや交際に舞い上がってしまい、冷静な判断ができにくくなるでしょう。
3.責任感が強く真面目な人
責任感が強く真面目な人は、目の前の女性が困っていたら何とかしてあげたいという気持ちになりやすいでしょう。
また、親切にされたら必ずお返ししようと考え、「以前助けてもらったから、今度はお返ししよう」という気持ちになり、お金を貸してしまう場合もあります。真面目な人は計画的に貯金をしているだろうというイメージがあることが、狙われやすくなる理由です。
4.優しい人
優しくて包容力があるタイプの人も、目の前に困っている人がいたら助けてあげたいと考えるはずです。結婚詐欺師は自らはお金を要求せず、甘い言葉で相手からお金を出させるように騙してくることもあります。
何かを頼まれたときに、断ることが苦手な人も狙われやすいタイプです。好きな女性からの頼み事であれば、尚更でしょう。
結婚詐欺師の実名を特定するのは難しい
偽名を使って近付いてくる結婚詐欺師の実名を特定することは、とても難しいことです。しかし、次の3つの機関に相談や依頼ができます。
警察に相談する
警察に相談する場合は最寄りの警察署や交番で相談することはもちろんのことですが、「#9110」に電話をかけて相談することもおすすめします。生活に関する不安や悩みなどを相談することができる番号となります。
詐欺師の実名はわからなくても、知っている限りの情報を伝えることで、警察が捜査に動いてくれる可能性はあります。
弁護士に相談する
お金を騙し取られてしまい、取り返したいという場合は弁護士に相談しましょう。ただし、弁護士に依頼すれば必ずお金が取り返せるわけではないので注意してください。
相手の資産が既に処分されていたり証拠が不十分だったりする場合は、取り返すことが難しくなります。まずはお金を取り返すことが可能かどうか、相談してみることをおすすめします。
探偵に依頼する
結婚詐欺の被害に遭い、行方が分からなくなった相手を見つけたい場合は、探偵に依頼することも1つの方法です。
結婚詐欺の被害に遭う前に、怪しいと思ったときは、探偵に身辺調査を依頼することで、未然に被害を防ぐことができる場合があります。
詐欺被害に遭い探偵への相談を考えているが、有効なのか迷ってはいないでしょうか。 探偵への相談により、詐欺の証拠や相手の身元を明らかにできる可能性があります。 返金や解決を謳って集客する、悪質な探偵に注意しましょう。信頼できる事務[…]
まとめ 詐欺に遭ったら調査会社の利用もおすすめ
まずは結婚詐欺の被害に遭わないように十分注意することが大切ですが、万が一被害に遭ってしまった場合には、調査会社を利用するとよいでしょう。
東京中央信用調査では結婚詐欺をはじめとした詐欺被害の身元調査も行っており、デジタルリサーチを駆使し、専門的な探偵調査で犯人や詐欺被害を突き止めてもらえることが期待できます。
東京中央信用調査では詐欺被害に遭った方への無料相談を実施しています。まずは詐欺加害者の身元特定をしたい方は、ご相談は24時間無料で受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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