結婚詐欺は騙される方が悪いのか|悪質な手口と被害防止策

結婚詐欺は騙される方が悪いのか|悪質な手口と被害防止策

結婚詐欺は、騙される方が悪いわけではありません。

結婚詐欺師の悪質な手口によって、好意をもてあそばれることで、適切な判断ができない状況に陥ってしまいます。

結婚詐欺に遭わないために、よくある手口と被害防止策をチェックしておきましょう。被害回復に向けた、頼れる専門家や相談先も紹介します。

   
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結婚詐欺は騙される方が悪いのか

結婚詐欺は、騙される方が悪いという声があります。第三者から見れば騙される方が悪いと思うような状況でも、好意をもてあそぶ詐欺師の悪質な手口によるもので、被害者は悪くありません。

近年のマッチングアプリや出会い系サイトの普及にともない、手口がより巧妙になっているため注意してください。

結婚詐欺に遭わないよう、悪質な手口から確認しましょう。

結婚詐欺師の悪質な手口

結婚詐欺師の悪質な手口を4つ紹介します。

  • 理想的な相手を演じる
  • 早急に信頼関係をきずく
  • 好意につけ込んでお金を要求する
  • 姿を消して被害回復を困難にする

結婚詐欺師の手口を学んで、騙されないようにしてください。怪しい点を見つけたら、専門機関へ早めに相談することが大切です。

理想的な相手を演じる

結婚詐欺師は理想的な相手を演じて、被害者の心に入り込みます。

結婚詐欺は騙される方が悪いと言われることもありますが、理想的な相手からのアプローチで、適切な判断ができない状況だった被害者が大半です。好意をもてあそばれ、適切な判断ができなくなる結婚詐欺に十分警戒してください。

マッチングアプリやSNSが普及したことにより、詐欺師がターゲットを見つけやすくなりました。ターゲットの好みや理想像を見定めてから近づいてくる結婚詐欺師に注意しましょう。

結婚詐欺は、職業や持ち物でスペックの高さを主張したり、お金持ちをアピールしたりする特徴もあります。理想的すぎる相手には気をつけてください。

早急に信頼関係をきずく

結婚詐欺師は、早急に信頼関係をきずこうとする特徴があります。信頼関係をきずくことで、相手からお金を騙しとりやすい状況を作るためです。

積極的なアプローチをしたり、頻繁に会ったりして短期間で関係が進展した相手は、結婚詐欺師の可能性があります。丁寧なメッセージのやりとりや、優しい言葉がけに舞い上がってしまう方がほとんどですが、冷静に状況を判断することが大切です。

少額の貸し借りを何度か繰り返すことで、信用させる手口も報告されています。被害を避けるためには、お金の貸し借りはしないことが理想的です。

進展が早い相手からお金を要求された際は、詐欺を疑ってください。

好意につけ込んでお金を要求する

結婚詐欺は、好意につけ込んでお金を要求するという悪質なものです。

理想的な相手を演じて心の奥まで入り込み、第三者から見れば騙される方が悪いと言われるような状況でも、お金を奪われてしまいます。

結婚詐欺師がよく使う騙し文句は、次のとおりです。

  • 親が病気で治療費が必要になった
  • 借金を完済してから結婚したい
  • 事業に失敗してお金が必要になった
  • 同棲資金を立て替えて欲しい

婚約者からお金を要求された場合は、結婚詐欺を疑ってください。解決したら結婚ができると思い込ませ、お金を引き出させるための騙し文句に注意が必要です。

奪われたお金をとり戻したい方は、証拠を集めて専門家へ相談しましょう。

姿を消して被害回復を困難にする

結婚詐欺師は犯行後に姿を消し、被害回復を困難にさせます。

結婚詐欺師は名前や職場などを偽っている場合が多く、捜索が難航するケースがほとんどです。相手を見つけられなければ、お金を返して欲しいと伝えられず、泣き寝入りしてしまう方もいます。

マッチングアプリやSNSでは、プロフィールを偽ることで簡単に身元を偽造できます。身元を隠す素振りを見せたり、生活スタイルが読めなかったりする相手には注意してください。

個人で探し出すことが難しくても、調査会社へ依頼することで、相手を見つけ出せる可能性があります。諦めずに専門機関に頼りましょう。

結婚詐欺師に騙されないためにできること

結婚詐欺師に騙されないために、できることが4つあります。

  1. プロフィールをよく確認する
  2. 積極的すぎる相手には注意する
  3. 相手の情報を知っておく
  4. 金銭の要求には応じない

騙される方が悪いと言われる理由には、第三者から見れば怪しいと感じる部分があるからです。冷静な目線で見れば怪しい点を見つけられても、詐欺師のアピールによって舞い上がっている被害者は気づくことができません。

冷静な判断がいかに必要であるか、覚えておきましょう。

プロフィールをよく確認する

マッチングアプリやSNSで知り合った相手であれば、プロフィールをよく確認することで、結婚詐欺に遭う確率を下げられます。

次の特徴がある相手は、結婚詐欺師の可能性があるため警戒してください。

  • 美男美女
  • お金持ちアピール
  • 高収入
  • 高学歴

詐欺師の設定する写真は、芸能人や他人の写真を悪用しているケースも報告されています。見た目が良い相手からアプローチされると、舞い上がってしまいますが、本人の写真ではない可能性もあるため注意が必要です。

インターネット上で知り合った相手は、アカウントを念入りにチェックして結婚詐欺を防ぎましょう。

積極的すぎる相手には注意する

結婚詐欺に遭わないために、積極的すぎる相手には注意してください。

詐欺師は、甘い言葉がけや幸せな結婚生活をイメージさせる声かけをしてくる特徴があります。「こんな家に住もう」「結婚式はここで挙げよう」などと具体的に未来を想像させ、ターゲットの気持ちを昂らせようとする手口です。

結婚詐欺では、相手への好意によって判断力が鈍るところに注意しなければなりません。詐欺師は積極的にアピールして、ターゲットの気持ちを揺さぶり、信頼を得ようとしてくるため警戒が必要です。

相手の情報を知っておく

結婚詐欺師に騙されないために、相手の確かな情報を知っておきましょう。

結婚にともなって、式場や家の契約、親族や友人への挨拶などで相手の情報に触れる機会が増えるはずです。契約者になることを避けたり、家族や友人に会わせてくれなかったりする相手は、詐欺師の可能性があるため、気をつけてください。

結婚詐欺師は、素性を偽ってターゲットに近づきます。身元情報を求められる場面で、理由をつけて避ける相手は要注意です。

怪しい点を見つけたら、好きだからと誤魔化さずに相手を追及してください。

金銭の要求には応じない

結婚詐欺の被害を最小限に抑えるために、金銭の要求に応じてはいけません。要求に応じなければ、金銭的被害は防げます。

結婚詐欺師は、もっともらしい理由をつけてお金を引き出そうとしますが、婚約者に金銭を要求された時点で詐欺を疑うことが必要です。

どうしてもお金のやりとりをする場合は、借用書の作成や第三者に間に入ってもらうなどして被害の対策を行なってください。

相手に怪しい点を見つけたら、リサーチ会社に身辺調査を依頼するという方法もあります。被害を防ぐため、金銭の要求には応じないようにしましょう。

結婚詐欺師に騙された際の相談先

結婚詐欺に騙された際は、次の相談先を利用してください。

  • 消費生活センター
  • 警察
  • 弁護士
  • 調査会社

結婚詐欺の解決には、証拠が必要です。被害から時間が経つほど証拠が少なくなるおそれがあるため、早めに専門家へ相談しましょう。

消費生活センター

結婚詐欺に騙された際は、消費生活センターに相談できます。消費生活センターは、生活のなかで起こるトラブルに対して、気軽に連絡できるように作られた窓口です。

消費生活センターは全国800ヵ所以上あり、すべての市区町村に設置されています。相談する際は、最寄りの消費生活センターを探してください。

最寄りの消費生活センターにつながる消費者ホットライン「188」という電話相談窓口も設けられています。直接出向くことが難しい場合は、電話相談も検討してみましょう。

警察

結婚詐欺に遭ったら、警察に被害届を提出してください。被害届が受理されれば、警察が捜査を開始する可能性があります。相手への刑事罰を求める方は、警察に相談しましょう。

返金請求を行う場合は法律に関わる手続きや書類作成、相手の情報が必要になるため、ほかの専門家もあわせて相談が必要です。警察に被害を認められているケースでは、返金請求が有利に進む可能性が高まります。

来署が難しい方は、警察への電話相談窓口「#9110」の利用が可能です。警察に捜査を求める方や返金請求を考えている場合は、被害届を提出しましょう。

弁護士

結婚詐欺の被害には、弁護士が力になってくれます。弁護士は、相手との直接交渉や返金請求手続きの代理が可能です。

結婚詐欺師へ返金を求める場合は、交渉や訴訟、慰謝料請求を行います。相手との交渉に不安がある方は、弁護士へサポートをお願いしましょう。

交渉や訴訟、慰謝料請求には、相手の居場所や身元情報が必要です。相手の情報がわからないケースでも、専門業者へ調査を依頼する方法があります。被害回復のために、専門家や相談機関を上手く利用してください。

調査会社

結婚詐欺師に逃げられて困っている方は、調査会社へ依頼しましょう。返金を求める際の直接交渉や民事訴訟、慰謝料請求の手続きでは、相手の住所や本名が必要です。

結婚詐欺師は、名前や住所などを偽っているケースが大半であるため、教えられていた情報をあらかじめ精査しておく必要があります。身元がわからないことで、返金請求ができずに困っている方は、リサーチ会社へ依頼してください。

相手に怪しい点があり、結婚詐欺を疑う場合、身辺調査を依頼することも可能です。結婚詐欺に遭った際や、相手に怪しい点が見つかった方は、調査実績を持つ事務所への相談をおすすめします。

結婚詐欺の被害にお悩みの方は当事務所へ

結婚詐欺の被害にお悩みの方は、当事務所へご相談ください。

当事務所では、結婚詐欺や金銭トラブルでお困りの方から依頼を受け、身辺調査や身元特定を行なっています。相手の情報が少ないことを理由に、捜査や弁護士への依頼を断られたケースでも、諦めずにリサーチ会社を利用しましょう。

メールやLINEで24時間いつでも無料相談が可能です。結婚詐欺の被害は、同案件の豊富な調査実績を持つ当事務所へご依頼ください。

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