交際を始めた相手に怪しい点があり、結婚詐欺を疑っているのであれば普段の行動を観察してください。詐欺師の特徴に当てはまらないかチェックすることで見分けられる可能性があります。
結婚詐欺に遭いやすい女性のチェックリストを参考に、自分が狙われていないかをあわせて確認して被害を未然に防ぎましょう。
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結婚詐欺とは
結婚詐欺とは、婚約していると思わせ、相手の感情を利用してお金を騙し取る行為です。マッチングアプリや婚活パーティーなどを悪用し、結婚するつもりはないのに金銭を奪うために近づく悪質な詐欺です。
お金を借りて返せなくても、本当に結婚する気持ちがあったのならば詐欺にはあたりません。頼まれていないのに自分の意思でお金を貸した場合も、詐欺にはならない可能性が高いでしょう。
はじめから騙すつもりで接触し、結婚を匂わせてお金を奪う行為が結婚詐欺にあたります。
結婚詐欺師の特徴チェックリスト
結婚詐欺師にはいくつか特徴があるため、以下のチェックリストで確認してください。
- プロフィールがハイスペックすぎる
- 出会ってすぐに結婚前提の交際を申し込む
- 家族や友人に会わせない
- 写真を撮られることを嫌がる
- お金を貸すように頼む
- 突然連絡が取れなくなる
相手の行動が当てはまるのであれば結婚詐欺師の可能性があります。怪しい点が多く、詐欺師の疑いがある場合は連絡を絶ちましょう。
プロフィールがハイスペックすぎる
マッチングアプリや婚活パーティーなどで、ハイスペックすぎるプロフィールをアピールしている人は結婚詐欺師を疑ってください。
結婚詐欺師は好印象を与えるために高学歴・高収入を装い、社会的地位が高いといわれる医師やパイロット、社長などになりすまします。
結婚を望む人は安定した生活を求め、ハイスペックな相手を好むことが多いため、詐欺師はお金に余裕があるように振る舞います。出会いが多ければターゲットを見つけやすくなり、詐欺師にとって好都合です。
結婚相手として理想的な人に出会ってもすぐに信用せず、ほかに怪しい点がないか確かめてから関係を築くと良いでしょう。
出会ってすぐに結婚前提の交際を申し込む
出会ってすぐに結婚を前提とした交際を申し込まれた場合は、詐欺が考えられるため注意が必要です。
結婚詐欺師はあまり時間をかけずに、できる限り早くお金を奪い取ろうと考えます。「出会ったのは運命だ」といった情熱的なアプローチは、ターゲットとの関係を早く深めようとする詐欺の手口です。
交際が長引くと素性がばれる危険が高まるため、出会ってすぐに結婚を匂わせることで相手を信用させ詐欺をはたらきます。
結婚を焦っている人は熱烈にアプローチされると惹かれてしまうかもしれませんが、詐欺の可能性を考えて冷静に判断しましょう。
家族や友人に会わせない
婚約をしているにもかかわらず、家族や友人に会わせてくれない相手は結婚詐欺師の可能性があります。
結婚を約束している相手であれば、家族に紹介することは一般的です。しかし、詐欺師は身元を偽っているケースが大半であるため、身近な人をターゲットに会わせて素性がばれることを恐れています。
詐欺師は「病気で入院している」「海外で暮らしている」など、さまざまな理由をつけて会わせないようにします。
家族や友人に会いたいとお願いしても毎回はぐらかされるようであれば、結婚詐欺を疑いましょう。
写真を撮られることを嫌がる
結婚詐欺師は、自分の写真を撮られることを嫌がるという特徴があります。恋人同士であれば通常は一緒に写真を撮りますが、かたくなに拒否します。
詐欺師は、はじめから騙すつもりでターゲットに近づくため、身元を隠しているケースが大半です。詐欺がばれて警察に被害届を出された場合に、顔写真があると重要な証拠となってしまい捕まる確率が高くなります。
「ほかの人に見せないから写真を撮ろう」と誘っても断られるときは、結婚詐欺の可能性があるため警戒しましょう。
お金を貸すように頼む
交際相手からお金を貸してほしいと頼まれた場合は、結婚詐欺を疑ってください。
結婚の約束をして信頼関係が築けたところで、詐欺師は借金を申し入れてきます。「家族が入院して急なお金が必要」「結婚資金を一緒に貯めよう」などと理由をつけてお金を騙し取ります。「結婚する相手のために」とお金を貸してしまう人も少なくありません。
はじめは少額を借りて全額返済し、ターゲットを安心させてから大金を要求してくるケースもあるため注意が必要です。
交際中の相手にお金を借りることは一般的には多くないため、借金を頼まれても容易に貸さないようにしましょう。
突然連絡が取れなくなる
お金を貸したあとに突然姿をくらますことは結婚詐欺師の典型的な特徴です。ある日突然電話に出なくなり、いっさい連絡が取れなくなります。
教えられていた住所を訪ねても実際には住んでいない可能性が高いでしょう。勤務していると聞いていた会社にも在籍していないと考えられます。はじめから騙すつもりで近づいている詐欺師の話は、ほとんど嘘だといって間違いありません。
お金を貸すまで頻繁に連絡を取っていた相手が突然行方をくらました場合は、早急に専門家へ相談して対処法のアドバイスをもらいましょう。
結婚詐欺に遭いやすい女性チェックリスト
自分が結婚詐欺に遭いやすい女性かどうか、以下のチェックリストで確認してください。
- 理想が高く結婚願望が強い
- 貯金を持っている
- 友人が少ない
すべてに当てはまる自覚がある方は、結婚詐欺師に狙われやすいため警戒が必要です。
理想が高く結婚願望が強い
理想が高く結婚願望が強い女性は、詐欺に遭いやすいため気をつけましょう。
高学歴・高収入な相手との出会いを望んでいる人は、ハイスペックを装っている結婚詐欺師を自分の理想どおりのパートナーだと考えてしまいます。特に、理想が高すぎてなかなか結婚できなかったのであれば、運命の人が現れたと夢中になってしまう可能性があります。
ようやく現れた理想の相手から借金を頼まれると「この人を逃したらもう結婚できないかも」と考え、お金を貸してしまうケースも少なくありません。
理想どおりで運命の人だと思っても、お金を貸すように頼まれた場合は詐欺を疑い、冷静に判断しましょう。
貯金を持っている
貯金額が多い女性は、結婚詐欺のターゲットになりやすいため注意してください。
結婚詐欺師は一度に多くのお金を騙し取ったほうが効率的だと考え、貯金を持っている相手を狙う傾向があります。特に、結婚資金を貯めている女性は詐欺に遭いやすいといえるでしょう。
詐欺師は婚約したあとに「将来のためにマンションを購入しよう」「一緒に結婚資金を貯めよう」などと理由をつけてお金を要求します。結婚すれば2人のものになるからとお金を渡してしまい詐欺に遭うケースが多数報告されています。
出会ってすぐに年収や貯金額などを聞かれても、安易に話さないようにして被害を防ぎましょう。
友人が少ない
結婚詐欺師は、友人があまりいない女性を狙う傾向があります。
ターゲットが第三者に相談して詐欺がばれることを警戒しているため、友人が少ない相手を狙います。勤務時間が不規則で友人と接する機会が少ない人もターゲットになりやすいでしょう。
友人や知人が少ないことで孤独を感じている女性も騙されやすいといえます。信頼できる人がいないときに、詐欺師から優しい言葉をかけられ親身になってもらえると、信用してしまい騙される可能性があるため注意してください。
被害者本人は冷静な判断ができなくても、第三者であれば詐欺を見抜けることがあります。身近に相談できる相手がいない場合は、専門機関へ連絡しましょう。
結婚詐欺に遭った際の相談先
結婚詐欺に遭った際は、以下の機関へ相談してください。
- 警察
- 弁護士
- 調査会社
詐欺被害はできる限り早く対応することで、迅速な解決が期待できます。不安がある場合は一度専門家へ相談して、適切なアドバイスをもらいましょう。
警察
結婚詐欺に遭った場合は、警察へ連絡してください。警察には、被害届や告訴状の提出、詐欺についての相談が可能です。
詐欺師の逮捕を望む際は、告訴状の提出が必要です。告訴状が受理され捜査が始まれば犯人の逮捕が望めます。
相談してアドバイスをもらいたいのであれば、警察相談専用電話「#9110」へ連絡しましょう。相談内容に応じて助言や適切な機関の紹介などをしてもらえます。
警察は民事不介入の原則により返金請求には対応していないため、騙し取られたお金を返してもらいたい場合はほかの機関への相談が必要です。
弁護士
結婚詐欺に遭い、返金を求めるのであれば弁護士へ相談してください。騙されたと確信できないときでも弁護士に相談すると詐欺か判断してもらえ、適切なアドバイスを受けられます。
返金を望む場合は、詐欺師への直接交渉や請求手続きを代行してもらえるため、法的知識がない被害者への負担は少ないでしょう。
刑事告訴する際も弁護士への相談でスムーズに進むことが期待できます。被害者だけで対応したり、証拠が揃っていなかったりした場合は、告訴状が受理されないこともあります。しかし、弁護士を通じて告訴状を提出すると応じてもらえる可能性が高まるでしょう。
できる限り早く返金してもらうために、弁護士へ早急に相談してください。
調査会社
結婚詐欺の被害に遭った場合は、調査会社への相談をおすすめします。
調査会社では、刑事告訴や返金請求に必要な証拠の収集を依頼できます。尾行や張り込みなどが法的に認められており、被害者自身では難しい証拠を集めることが可能です。
結婚詐欺師は、はじめから騙す目的でターゲットに近づいているため、名前や住所などを偽っていることが大半です。刑事告訴や返金請求をするには、詐欺師の身元を調査する必要があります。
証拠の収集を調査会社へ依頼する際は、詐欺師とのやり取りや金銭を渡したことがわかるものなど、できる限り多くの情報を集めておくと良いでしょう。
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