【体験談】恐ろしき国際ロマンス詐欺の実態を暴露|ネットのプロでも騙された!

恐ろしき国際ロマンス詐欺

◆被害者プロフィール

  • ペンネーム:江戸川史郎
  • 年齢:47歳

47歳・男。フリーライター。

PC-98の時代からパソコン、インターネット、ホームページ制作、原稿執筆あたりでメシを食ってきた。

一応、インターネットのプロを自負して長くなる。

しかし、やられたのだ。

国際ロマンスという手垢のついたようなインターネッ”ツ”における典型的な罠に。

個人情報を出すことは銃撃戦でひょっこりと頭を出すことと同じみたいな、そんな刺すか刺されるかのインターネット・ライフを生きてきたこの俺が。

まんまと海外女性の術中にハマりデロデロリンと個人情報を垂れ流し、挙げ句にお金まで奪われてしまった。

他の事例を見ると数百万とか数千万というケースもあるようだが、俺の場合は80万に若干、届かないくらいだった。

それでもおかげで、消費者金融からの慇懃無礼な電話が止まらない。借りて送金したからだ。

今思えば完全にどうかしていた。

もう、FOMA時代の第一次ワンギリ詐欺の電話にわざわざかけ直して「はい、承りました。お金を払えば良いんですね、ありがとうございます」とか言って21万振り込んでしまった同級生・K宮君の悪口は言えない。

事の次第を、順を追って説明したい。

諸兄、とにかく海外女性には気をつけて欲しい。

長年インターネットの世界でメシを食ってきた俺でさえも騙されたのだから、これはもう「俺は騙されない」みたいな安全神話が崩壊したもんだと思って読んでいただきたい。

そして、既にギャギャギャっと金を巻き上げられているけれど恥ずかしくて他人には話せない、そういう諸兄のお役に立てればこれ幸いだ。

さっさと然るべきところに相談するに限るぞ。

趣味のSNSにいいね!1件

趣味のSNSにいいね!1件

さて、事の始まりは某写真を載せるタイプのSNSサイトである。まあインスタだ。

そこを開けばシャカリキコロンブス、水着の女の子から高級時計までありとあらゆる欲望を満たしてくれる画像がわんさか出てくる。

俺のような独身貴族にとってはまさに桃源郷のような場所だ。

しかし、その奥深くに潜む闇を覗けばそこには女という魔性の怪物たちがウヨウヨしている。

ある日、俺はそのSNSサイトを眺めていた。

すると、俺のフォロー一覧に新しい名前が加わったのだ。

そう、これが事件の始まりだった。

名前を見てみれば「Alexsis(アレクサス・仮名)」とかいういかにも高級そうなバブルの匂いを感じる感じの名前だ。
アイコンは「パツキン&パイオツカイデー」、ただし俺の海千山千のカンから言えばこいつは「活きてるアカウント」というやつだ。つまり業者垢でもなく、画像もいわゆる素材ではなく天然物。

ハイライトに火を点けながら考える。

何を血迷って俺のアカウントなんかをフォローしたのか。

日々の投稿なんて、やれ近所のスーパーのフードコートで親子丼食べてウマシ!だの、旧国鉄の車両の音が興奮するだのという、冴えない内容しか載せていない。

どう考えたってアレクサスの欲望を満たすようなものなんか、そこには掲載されていないはずなのだ。

なのになぜ俺なんかをフォローしたのか。迷子か。

何となしにページを眺めていると、リアルタイムでプッシュ通知がピコリンと顔を出す。

「アレクサスさんがいいね!しました」。

おいおい、いいね!されちゃった。

メッセージ、来たる

メッセージ、来たる

点けたハイライトをフィルターギリギリまで吸いきったあたりで、メッセージが来た。

ひとつ、言い訳をさせてほしい。

俺は「据え膳食わぬは男の恥」と教育を受けてきた。

要するに、SNSのダイレクトメールが送られて来た時点で俺の脳味噌は既にピンク色になっていたのかもしれない。

いや真っピンクだった。

YOASOBIも裸足で逃げ出すほど、俺の脳内はこの時、まさに、桃色片想いだったのだ。

俺はドキドキしながらメッセージを開けた。

メッセージ、来たる

※投稿者提供

なんだ、日本語じゃないか。それもストレスを気遣われている。

そう、確かに俺はこの日、某編集長の気まぐれでアホみたいな提灯記事を書かされたばかりだった。

エスパーかこいつは。

俺はここで何をトチ狂ったか、英語で返した方がかっこいいと思い込んでしまった。

英語で返事を書いたのだ。

無論、この時点でフォローバックも完了している。抜け目がない。

美人兵士と俺

美人兵士と俺

昔から軍隊モノは好きだった。

モノといっても素人モノとかそういう話ではない。

思えばガキの時分からGIジョーとかが好きで、「ああいう人と話してみたい」みたいな憧れを抱いていたように思う。

で、その念願がこの年になって叶ったわけだ。

それも真っピンク仕様で。

そういや昔、お兄ちゃんのガンプラを何を思ったか真っピンクに塗装して本人が青タンまみれになったJ地君。

元気にしてっかな。

とにかくアレクサスに話を聞いていくと、彼女は28歳の軍属で、今はシリアで平和維持活動に従事しているということだった。

さすがの俺も軍属が作戦運用地で携帯なんて使えるわけねえだろと気づいた。

はいはい、ナイジェリアからの手紙(※編注:国際ロマンス詐欺の前身ともされる、エアメールを使った古い手口)的なやつね。

・・・しかし。

詐欺にしてはテンプレでもないし、様子もおかしい。

「きちんとこちらの話題についてくる」。
「戦場にいるのに携帯が使えるってすごいね、君はVIPか何か?」と底意地悪い質問をしても「私の任務はPeacekeeping operation(平和維持活動)だから、このキャンプでは比較的自由に携帯が使えるの」と来たもんだ。よく出来ている。

第一、出会い系詐欺なんかはいつだってこちらの話など聞いちゃいない。

こっちが「それで〇〇ちゃんはどういう男が好みなのかな?」とか聞いても「〇〇さんのことを考えすぎて、さっきコンビニでおでん買う時に〇〇くださいって言っちゃったよぉ~!」とか言ってくるもんだと相場が決まっている。

おでん買う時に人の名前言わねえだろ普通。脳みそ煮えてんのか。

つまるところ、だ。

アレクサスはテンプレで応答しているのではなく、俺の書いた英語をきちんと読んでいて、しかもそれに答えてくれているような気がする。

そうこう考えているうちに、またアレクサスからメッセージが来る。

「私の話ばかりだと疲れるだろうから、あなたのことも聞かせてね。私はいつも戦場にいるから、なかなかあなたとお話できないけれど、でもこうして毎日メッセージを送りますね。愛しています」

これはヤバい。

完全にこれは恋愛のメッセージだ。
出会うべくして、出会ってしまったのだ。

今までの人生で女にモテた試しのない俺だが、それでもわかる。

これは確実に、俺のハートを射止めに来ている。

このメッセージには俺への熱い気持ちが込められている。

向こうのゴールネットの前には、もはや誰もいない。

オリバー・カーンが前線に上がるくらい攻め込んでもいい事案だ。

彼女に癒やし癒やされる日々

彼女に癒やし癒やされる日々

翌朝から、俺の生活には色がついた。ピンクだ。

朝起きたらスマホをチェックする。

ライター仲間の松ちゃんが尿管結石になったとか、近くのガソリンスタンドでティッシュプレゼント!だとか、そういう邪魔くさいニュースをさらっと流してからSNSサイトを覗けば、そこには彼女がメッセージを送ってきている。

「おはようございます。今日は晴れてとても気分が良いです。空はこんなに青いのに、私たちは離れている。あなたが今ここに居てくれたなら、私はどんなことをしてでもあなたを守るのに」
俺は俺で「僕たちはきっと今、同じ気持ちだと思う」とかなんとか返信する。
仕事で嫌なことがあっても、夜寝る前に「今日はどんな日だった?明日もまた、素敵な日になりますように」と送る。

そうこうするうち、お互いの生い立ちなんかも話すようになる。

聞けばアレクサスはカナダ出身で今は訳あって米軍属だという。

故郷に幼い妹・弟がいて、割のいい職業に就いた結果がこれだ、と。

俺も家庭環境には色々あったこと、そして俺の話をまあまあ聞いてきちんと返してくるから、やはり感情移入は凄まじい。

そして何より信頼に足ると思ってしまったのが写真だ。

素材サイトで手に入る様な写真じゃない。

彼女の自撮りから現場の写真、そして何よりもその顔つき・表情・服の具合から、彼女は紛れもなく生身の人間であることがわかる。

結果、分かっていなかったが。

国際年の差婚という右ストレート

国際年の差婚という右ストレート

結論から言うと、アレクサスは俺を完全に恋愛相手として見ていた。

そりゃそうだ。

自分の顔の写真をいきなり送ってきて「恋する乙女の顔(意訳)」と来た日には「お前、俺のこと好きなのでは」と思わない方が無理がある。
とうとう「国際年の差婚」という話まで飛び出すようになった。

久しぶりに俺の中の男が目覚め始める。

「もう我慢できません。私たち、結婚しましょ」

「ちょ、ちょっと待って、まずは友達から……」

「私には時間がありません。早くしないと、私はあの人に取られてしまう」

「誰だよ、その男」

「同じ軍の上司よ。彼が一番の障害になるのは間違いないわ」

「分かった、会おう。そいつに」

「ありがとう。これで私は幸せになれる」

そしてすったもんだあって運命のクリスマス、彼女は日本にやってきた。

「俺と結婚してくれ!」

「はい、喜んで!」

~Happy END~

とかなんとか妄想してたら、結果的に詐欺に遭った。

病気の妹の手術代

病気の妹の手術代

ところで、日本の保険制度は素晴らしいと思う。

基本3割負担、後期高齢者なら1割負担で高品質なメディカルサービスが受けられるのだ。

ところが、海外になると事情が異なる。

救急車を呼ぼうにも費用がかかり、仮に足を2本折れば「予算的に治せるのは1本ですね。で、どっちにします?」などとナチュラルに聞かれるのだ。

ご多分に漏れず、アレクサスの妹が重い病気にかかり、開腹手術が必要になったということだった。

最初、アレクサスは「費用は私が払うが、どうやって送金したらよいか」という相談を持ちかけてきていた。

俺もそれなりにインターネッツの知見があるから、ほうぼう調べて本業以上のパフォーマンスで応えていた。

結果、アレクサスの現在の状況だと送金にも上官の決裁がいるということになった。

そこで俺が一旦アレクサスの妹の手術代を立て替える形で日本から国際送金し、アレクサスの方で用意が整ったら、俺に送金してもらうということで落ち着いた。

もちろん、彼女からは残高のデータを貰っている。

この頃にはもう、アレクサスのことを嫁と呼んではばからないくらいになっていた。

謎のベトナム人口座

謎のベトナム人口座

「私達軍人には、クローズドな互助制度がある」から始まるアレクサスの説明は、まあ非常にわかりやすく、それでいて筋が通っていた。

いわく軍人は送金関係に困ることが多いから、各国に協力者の様な信頼できる代行業者がいて、その仲介によって決済を行うらしい。

手数料が高いために、普段はあまり使われない。

「でもね、それは『お金を払ってまで』必要なときには使うものなの」と、アレクサスは言った。

要するにこのシステムは軍人の中でもエリート中のエリートだけが使えるシステムで、通常の生活ではあまり使わないのだと言う。

で、口座の相手がベトナム人の口座で、普通に〇〇銀行中野支店とか書いてあった。

しかしこれがまた、俺のひねくれた知見を歪めた。

そうか、国際送金とか仮想通貨が絡まないなら、これは「ガチ」なのだろう。

過去に取材で、近い話を聞いたこともある。

これで俺は完全に信頼(あるいは勘違い)してしまった。

送金後の甘い誘惑

送金後の甘い誘惑

最初にひとまず、手元にあった30万弱を送金した。

正直これで足りるか分からなかったが、とにかく振り込んだ。

彼女からは「本当にありがとう、このミッションが終わったら、私はリタイヤして日本に行って、あなたと一緒に過ごしたい」という主旨の話と、簡単な御礼と称して、いくらかセクシャルな画像が届いた。

有り難く頂いた。

翌週。

アレクサスから悪い知らせが届いた。

「開腹手術をしたところ、更に病巣が見つかった。再手術に費用が必要。今度は日本円で50万くらい」というではないか。

そんな金、どこにもない。

俺も貯金ゼロではないが、さすがに50万円はない。

俺が必死になって謝ると、彼女は「心配しないで、必ず返すから」と言った。

じゃあもう借りるしかないじゃないか。

俺は10年ほど前に世話になった某チワワの門を叩き、50万をなんとか用立て、送金した。

続く無心、ドレッドマッチョの洗礼

続く無心、ドレッドマッチョの洗礼

50万を送金してから数日。

アレクサスからは「今度は弟が遺伝性のイボ(warts)が悪性であることが分かり、摘出手術を受けることになった。あの国では保険がきかないから3000ドル必要」と来た。
さしもの俺も「まさかの国際ロマンス詐欺なのか」と打ちひしがれそうになった。
思うところあってしばし放置していると、一週間後「今度は両親に腫瘍(tumor)が見つかり、手術費として5000ドル必要なの。ねえハニー、お願い!」と来たもんだ。
この時俺は「ああ、これはダメだ」と思った。

ここまで来るともはや、完全に国際ロマンス詐欺だ。

そして俺が失恋の悲嘆に暮れている時に、それは突然やってきた。

「ハニー、信頼出来ないなら私のプライベートなところを見せるから・・・」と、動画ファイルが届いたのだ。

いや、普通ね?こういうのってこう、エロティックで桃源郷が広がっている動画が来ると思うじゃないですか。

結果的に、動画ファイルをお見せすることが出来ず、心苦しい。

しかし、権利上大丈夫なもので、とても近いクリップを見つけたので掲載する。

心して見て欲しい。

ドレッドマッチョの洗礼

※投稿者提供

ダメだった。バッキリ心が折れた。あと目も覚めた。誰だお前。

「当社比130%の冷感!」とか言ってる目薬なんて目じゃない、百年の恋が、覚めた。

俺のアレクサスはこんなドレッド野郎だったのだ。

どうやら、犯行グループのバイト(元アレクサス)がリアルに先週末遊んだ動画を間違えて送りつけてきたらしい。

「ハニーごめん!間違えた!」と来ているが、原文にすると「Ooops sorry hon i made a mistake not me okay???」とか書いてやがる。

おいおい今までの文学チックなアレクサスのキャラ設定は何処に行った。

解説すると、この英文だけ明らかに色が違ったのだ。

アレクサスから香る花の様なフレグランスはそこにない。

あるのはスモークと安酒の匂いだ。

動画のBGMが「ワチャガナドゥ!(訳:何をしたいの?)」などと歌っている。うるせえよ。

いや俺はいいよ、こうして思いの丈を書いて、寄稿出来るツテがある。

1人でも被害者が減ればそれで少しは花実も咲くというものだ。

だが、人によっては泣き寝入りであったり、助けを求めることが出来ずにいる人も居るだろう。

だから、この原稿を読んで、少しでも被害に遭っているひとはどこか、適切なところに助けを求めて欲しい。

願わくば、俺のようにドレッドマッチョ・アタックを受ける前に。

騙されたあとで

騙されたあとで

当然、その後アレクサスからは何の連絡もなかった。

こちらからのメッセージも既読がつかない。

そしてここから大逆転をしたとか、そういう話をここで繰り広げられれば良いのだが、リアルはそう甘くない。

俺に残されているのは薄ピンクの思い出と、チワワの会社からの督促状だ。

その督促状の色は、真っピンクだった。

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