最近、マッチングアプリやSNSで知り合った異性に、LINEを通してMT5を使ったFXを勧められていませんか?その話、もしかすると投資詐欺かもしれません。
マッチングアプリやSNSで知り合った異性から、MT5で投資を勧誘する詐欺が多発しています。
マッチングアプリでは勧誘が禁止されているため、わざわざLINEに誘導してから勧誘するのが特徴的な手口です。
この記事ではMT5についての解説と、LINEでMT5を使った投資詐欺の手口を紹介します。
MT5に対する不信感を解消し、連絡を取っている異性が詐欺師かどうか判断できますので、ぜひ最後までお読みください。
- MT5で詐欺に遭ってしまった
- マッチングアプリの外国人に騙された
- 詐欺で騙されたお金を取り戻したい
- 弁護士に依頼を断られた
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●投資金が出金できない
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MT5とは?
MT5(meta trader5)は、ロシアのメタクオーツ社が開発・販売しているFXトレードツールです。
日本ではあまり知られていませんが海外では人気が高く、FXの取引をするために必要となります。
FXとは、通貨の取引による値上がり・値下がりによって利益を得る、外国為替証拠金取引を指します。FXはForeign Exchangeの略した呼び方です。
FXを始めるためには、FXの取引を取り扱っている会社に口座をつくって、その会社を通じて取引を行います。
つまり、外国通貨の売買をインターネット上で行うためのツールの1つが、MT5です。
MT4とMT5の違いとは?
MT5について調べていると「MT4」もあって、何のことやらわからない?という経験をした方も多いのではないでしょうか。
MT4(meta trader4)はその名の通り、MT5の一つ前のバージョンで、現在も利用されています。
MT4は、MT5と表示できる指標の数や、導入できる自動取引ツール(EA)が異なります。MT4で対応していても、MT5では対応していないこともあるため、両方使えるケースが大半です。
MT5は投資詐欺につながる要素はあるのか?
MT5はFX取引に便利なツールですが、詐欺につながる要素は一切ありません。詐欺師たちがだますための手段として、MT5を利用しているケースがあります。
MT5が詐欺のツールとして使われる理由は、認知度が低いためです。
実はMT5は、日本で採用しているFXの会社は数えるほどしかなく、海外のFXの会社を使って取引をするときに利用されます。
日本では、独自のFXの取引ツールを開発している会社が大半です。
日本国内のFXの会社を使って取引をしているだけでは、MT5の存在を知らないので、「詐欺ではないか?」と考える方もいるでしょう。
MT5を使った投資詐欺の特徴と手口とは?
MT5を使った投資詐欺の特徴や手口について順に解説していきます。勧誘されてもだまされないために、詐欺師の特徴や手口を理解しておきましょう。
MT5を使った詐欺師にはプロフィールに特徴がある
詐欺師はマッチングアプリやSNSで、ターゲットを物色しています。MT5を使った投資詐欺師のプロフィールには、以下のような5つの特徴があります。
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知り合ってすぐにLINEで連絡を取りたがる
ターゲットが自分に関心を示してくると、詐欺師はすぐにLINEでやり取りをするように持ちかけてきます。
マッチングアプリでは投資などの勧誘をすると、強制退会になるためです。
しかし、外国人がLINEで連絡を取ろうとするのは不自然なので、注意しましょう。LINEが広く利用されているのは日本とアジアのごく一部のみであるためです。
LINEの連絡先を訊いてきたら、すぐにブロックすることをおすすめします。
投資の話に誘導して、MT5でFXを始めるように勧誘する
LINEで連絡を取り合うようになっても、しばらくはたわいのない会話が続きます。ターゲットが気を許して仕事や将来の夢などを話し始めると、ここぞとばかりにMT5を利用したFXを勧誘してきます。
「親戚がMT5に詳しい」
「おすすめのFX会社がある。そこでMT5を利用して売買すれば必ず儲かる」
など、MT5が魔法の杖であるかのような言い方をして、FXの口座を開くように促します。
また、LINEで交流しているMT5投資グループに招待される場合もあります。
ハイリスクな海外のFX業者を利用して取引するように勧誘する
詐欺師たちは、ハイリスクな海外のFX業者を利用して取引するように勧誘してきます。ハイリスクな業者と取引することで、、架空のFX業者と見分けにくくするためです。
FXや株式売買など金融商品を扱う業者は金融庁の営業許可が必要となります。営業許可のおりた業者には登録番号が付与され、業者のHPには必ず登録番号の表記がされています。
登録番号のない海外のFX業者は正規の業者なのか、実体のない架空の業者なのかを区別することは難しいでしょう。
詐欺師の用意した架空のFX業者の場合、偽の投資サイトを作成しています。ターゲットと会ったときに、詐欺師が取引画面を操作して、投資したFXの利益が出ているように見せかけます。
または、利益が出ているように見せかけた偽の取引画像を捏造して、ターゲットに利益が出ていると説明するケースも少なくありません。
利益が出たので出金しようとすると、
「出金するためには税金がかかるので、追加で入金してほしい」
とあれこれ理由をつけて出金させません。
自動売買ツール(EA)などの購入をさせるケースも少なくない
MT5では、自動売買ツール(EA)を組み込むと、取引を自動で行うことができます。
自動売買ツール(EA)は相場における一定の法則に基づいて取引をするプログラムです。
MT5やFXに関する詐欺の中には、この自動売買ツール(EA)を「必ず儲かる」などと主張して買わせるケースがあります。
一定の法則がはたらけば、儲かることもあるかもしれません。しかしFXは、国際経済情勢や地政学的リスクが発生した場合に、相場の法則から著しくそれることがあります。
たとえば、大きな相場変動が起こる代表的な例として、アメリカの失業率や労働者の人数などの米国雇用統計の発表があります。
雇用統計の結果は米国の景気を表すもので、為替相場にも大きな変動が起こるためです。
当初の実際に発表された数字が予想よりも変化していた場合には、投資家が急激にドル買い・ドル売りを行うようなことが少なくありません。
このように相場上の法則にはない変動が起きるので、大きな利益につながることもあれば、損をすることもあります。
MT5の使い方セミナーなどを通じてお金を集めるケースもある
MT5投資グループが、MT5やFXのセミナーなどを開催し、参加者からお金をだまし取るケースもあります。
セミナーの手口では、MT5やFXのセミナーを開いて、投資に興味がある人と接点を持ちます。
MT5やFXを利用しようとしても、内容が難しく挫折してしまうようなターゲットを見つけるためです。
交流すると「自分たちに投資をしてくれれば配当を出す」などと言って、お金を支払わせます。
その結果、配当の支払いはおろか、元金すら返してもらえまず、最終的には連絡も取れなくなってしまいます。
MT5の口座開設を持ち掛けられ場合の対処法
FXの口座開設を促されたら、その業者が日本で営業できるのかどうなのかを調べましょう。
金融庁のHPでは、営業許可を取っている金融業者の一覧を見ることができます。
ただし、MT5は海外のFX会社がメインとして使っているため、日本の金融庁のHPでは確認できません。
MT5を利用している場合は、FX会社が本拠地を置く国のライセンスを調べてみましょう。
また、海外FXといわれているときには、FXを運用している会社のHPにつながるURLであるかを、サイトに飛んで確認しましょう。
会社の画像やロゴなどを盗用して、精巧にHPを作る詐欺師もいます。
また、入金する口座が個人の名前になっていたら、詐欺と断定できます。
業者であれば、会社の口座に入金を促すためです。個人の口座に入金させる場合には、FX業者自体が存在しない可能性もあります。
MT5で投資詐欺に遭ったときの3つの相談先
MT5を使ってFXに投資してお金をだまし取られた場合は、どこに相談すればいいでしょうか?ケースによっては警察や弁護士、調査会社に相談することをおすすめします。
警察
警察に被害届を出しても、必ず捜査してくれるかはわかりません。お金に関するトラブルは民事の扱いとなるため、刑事事件を担当する警察はよほどのことがない限り介入しないためです。被害届も受理されない可能性もあります。
また、明確に詐欺であるとわからない段階では、警察はそのトラブルが民事なのか刑事なのかを判断できません。
刑事事件の確信があったとしても、海外投資詐欺のように犯人が海外にいるようなケースでは、複雑な手続きをしても逮捕できないことも珍しくありません。
刑事事件として取り扱うのが相当と判断できるような証拠を揃えてから、警察に相談する必要があります。
弁護士
お金を取り戻したいのならば弁護士に返還請求の手続きをしてもらうのが一番です。
詐欺師の情報が特定できているのであれば、弁護士に相談してみましょう。
相手がいくら詐欺師でも、自宅に乗り込んで現金を持って帰ることは、民法上では違法となります。下手をすれば窃盗や強盗などの刑事罰に問われかねません。
国内口座であれば、振り込め詐欺救済法に基づいて口座を凍結して、その口座にお金が残っていれば取り戻すことが可能です。
これらの手続きは弁護士に依頼して行うことになります。
なお、行政書士が詐欺の相談にのっていることがありますが、刑事告訴と内容証明の作成のみの依頼となります。
調査会社
返金を請求するには、詐欺師と詐欺師の口座を特定し、口座にお金を振り込むまでのやり取りなどの証拠が必要となります。
しかし、SNSのやり取りや送金履歴のほとんどが、インターネット上にあるため、1人で証拠を集めるのは至難の業です。
たとえば、SNSやマッチングアプリでの情報しか手元にない場合は、民事訴訟や刑事告訴が難しくなります。
MT5を利用した投資詐欺の相談は当事務所(TCSC)へ!
MT5(meta trader5)は、投資詐欺の要素がないFXトレードツールです。日本での認知度が低いため、詐欺師たちがだますための手段として、MT5を利用しているケースがあります。
マッチングアプリからLINEにやり取りを移動して、MT5をすすめるのが投資詐欺の手口の特徴です。
口座開設を持ちかけられたら、FXの業者が正規のものなのか確認しましょう。
MT5を利用した投資詐欺被害に遭ったときには、当事務所にご相談ください。当事務所はIT調査に強く、詐欺の証拠集めや身辺調査の実績も豊富です。