「恋愛詐欺の見分け方はある？」
「恋人からお金を要求されて困っている」
このような悩みを持っている方はいませんか？
SNSの普及による出会いのカジュアル化が進み、恋愛詐欺の被害が増えています。また、恋愛詐欺は、詐欺かどうかの見分け方が難しく、気付いたときには逃げられていることがあります。
そこで今回は、恋愛詐欺の手口や見分け方、被害に遭った際の対処法を解説しました。
恋愛詐欺に遭って悩んでいる方や、恋人に怪しさを感じている方はぜひ参考にしてみてください。
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恋愛詐欺とは？発展すると結婚詐欺やデート商法などにつながる
恋愛詐欺とは、恋愛感情がないにも関わらず近づき、恋人関係に発展させて金品をだまし取る詐欺行為です。恋愛詐欺は見分けるのが難しく、相手にのめり込んでいる状態だと発覚が遅れます。
恋愛詐欺が発展した詐欺行為が、結婚を理由に金銭をだまし取られる「結婚詐欺」や、デートするたびに金銭を要求される「デート商法」です。
また、外国人による恋愛詐欺は、「国際ロマンス詐欺」と言われ、近年増えている詐欺行為です。日本人が外国人と偽り、詐欺を行うケースも報告されています。
恋愛詐欺を見分けるためには、恋人を客観的にみることが大切です。ここからは、恋愛詐欺の見分け方のポイント5つを厳選して解説します。
恋愛詐欺の見分け方のポイント5選
恋愛詐欺の見分け方のポイントは、以下の5つです。
- 身分証明書を見せてくれない
- 相手の自宅に行ったことがない
- お金を貸してほしいと言われる
- 決断する際に考える時間を与えられない
- 気づいたら相手に依存している
恋愛詐欺の特徴は、相手の身分や素性が曖昧であることです。また、依存関係になり金銭を要求することを企んでいます。
1. 身分証明書を見せてくれない
恋愛詐欺師の特徴は、保険証や免許証などの身分証明書を見せてくれないことです。身元を知られると、訴訟された場合に逃げづらくなるからです。
例えば、財布の中身を隠し、要求しても「カード類を持ち歩かない」と言い、見せてくれません。
恋人同士は素性を明かして信頼関係を築きますが、恋愛詐欺師はかたくなに身分を隠します。最悪の場合、偽名を使っているかもしれません。
2. 相手の自宅に行ったことがない
相手の自宅に行ったことがない場合、恋愛詐欺の疑いが浮上します。恋愛詐欺師が自宅に呼ばない理由は以下の通りです。
恋愛詐欺師は、不特定多数と関係を持っているケースがよくあります。返済する気がないにも関わらず複数人からお金を借り、最終的には逃亡します。
特に、被害者が多い場合は自宅の場所を教えません。自宅周辺で被害者同士が遭遇するのを避けるためです。
3. お金を貸してほしいと言われる
恋人からお金を貸してほしいと何度も要求される場合は、恋愛詐欺の可能性が高いです。
恋愛詐欺の特徴は、高額な金銭の要求です。1回の要求が少額であっても、借金の回数を重ねるごとに莫大な被害金額になる場合があります。
また、金銭の要求以外にも、「投資やFXを始めよう」と提案されたり、「連帯保証人になってほしい」とお願いされたりすることもあります。
友達から言われると「怪しい」と思っても、恋人の場合は「私が助けないと」という使命感にかられ、お金を渡してしまうようです。
4. 決断する際に考える時間を与えられない
恋愛詐欺の特徴の一つは、決断する際に考える時間を与えられない状況に追い込まれることです。これは、相手を焦らせ、決断能力を奪うためです。
高額な金銭を要求しているにも関わらず、一刻を争うような口ぶりで要求してきます。例えば、「今、治療費を支払わないと、親の命が危ない」「今すぐ投資しないと損をする」などです。
恋愛詐欺師は、「NO」を言わせないために、考える時間を与えてくれません。
5. 気づいたら相手に依存している
恋人関係に発展すると、気づいたら相手に主導権を握られ、依存しているケースが多いです。精神的に依存させることで、恋愛詐欺をされていることに気づかれないためです。
恋愛詐欺師は、相手の心をつかむのが得意で、完璧な恋人として演じ切ります。「手放すのはもったいない」と被害者に思わせるために、安定した職業に就き、高年収で自立した人を演じます。
恋愛詐欺のよくある手口
恋愛詐欺におけるよくある手口は、以下の通りです。
理想の恋人になりきり、金銭を要求して逃亡します。被害者は依存していることが多く、恋愛詐欺だと気づくのが遅れる場合が多いようです。
手口を知って、恋愛詐欺に引っかからないように注意しましょう。
理想の異性になりきる
被害者にとって理想の異性を演じ、素性を偽って近づいてきます。社会的に地位があり、高年収・高スペックな人を演じることで、恋人にしたいと思わせるためです。
恋愛経験が少ない方は、これまでのお付き合いで経験したことがない体験ができるかもしれません。デートをする際、男性はエスコートが上手で優しくリードしてくれ、女性は美しい見た目で優しく包み込みます。
恋人として依存関係を築く
恋愛感情を抱かせた後は、恋人として依存関係を築きます。恋愛詐欺だと気づかれないように、金銭をだまし取るためです。
「この人がいないとだめだ」と思わせ、巧みに被害者の心に入り込みます。この段階で、詐欺師の手の中で転がされているかもしれません。
金銭を要求する
依存段階に突入すると、次は複数回にわたって金銭を要求してきます。
金銭を要求する理由は様々で、例えば、「親が病気になった」「経営が傾いている」「この物件に投資したら将来的に安定する」などです。
一度支払うことで、お金を渡すことに抵抗がなくなるかもしれません。人間の心理を悪用した悪質な手口です。
自然消滅に見せかけて逃げる
最終的には、自然消滅に見せかけて逃亡します。連絡をしてもしばらく返答がない場合は、ブロックされているかもしれませんし、着信拒否されている可能性もあります。
恋愛詐欺に多いケースは、逃げられた後に「騙された」と気づくことです。金銭を要求されている段階では、「恋人を助けてあげなければ」と必死にお金を工面します。冷静さを失う場合が多いでしょう。
結婚詐欺の見分け方として、相手を信用せず、身元のチェックや第三者への相談をすることが挙げられます。詐欺師は紳士的な男性を演じて結婚を望む女性に近づき、お金を求めるため気をつけてください。 本記事では、結婚詐欺の見分け方や特徴・手口を紹[…]
恋愛詐欺で騙された際の対処法
恋愛詐欺で騙された際は、以下の対処法で解決に一歩近づきます。
証拠や身元情報が分かる場合は、警察や弁護士などの公的機関に相談しに行きましょう。相手の素性が分からない場合は、調査会社へ依頼することをおすすめします。
恋愛詐欺師に騙されたことに気づいたら、すぐに証拠を集めることが大切です。詐欺師は時間が経つほど遠くへ逃亡します。
調査会社へ行き証拠を集める
警察や弁護士事務所に行く前に、恋愛詐欺に遭った証拠を集めることが大切です。しかし、逃げられたときには、相手のことを何も知らないケースもあります。
そのような場合は、調査会社に依頼して、証拠を集めることをおすすめします。
警察に行く
最寄りの警察署に行き、被害届を提出しましょう。自分以外の被害者が、同じく被害届を出している場合、解決に近づくかもしれません。
ただし、事件性がないと判断された場合は、被害届が受理されないケースもあります。被害内容を的確に説明しましょう。
弁護士に相談する
証拠が十分に集まったら、弁護士に相談しに行きましょう。詐欺案件に強い弁護士に相談することで、解決に近づく可能性があります。
詐欺師を訴えるためには、以下の情報を弁護士に提出する必要があります。
恋愛詐欺師に多い特徴は、素性を隠していることです。個人で証拠を集めるのは困難な場合があります。
また、詐欺によって金銭面に余裕がない場合、弁護士の依頼費用が高額になる点がデメリットです。
恋愛詐欺に遭われた方は、当事務所ご相談ください
今回は、恋愛詐欺の手口や見分け方、対処法を解説しました。恋愛詐欺師の特徴は、はっきりとした素性がわからないことです。
恋愛詐欺の手口は巧妙で、一度のめり込むと詐欺と見分けることも難しいです。以下の見分け方を確認し、詐欺に遭わないように注意しましょう。
もし恋愛詐欺に遭ってしまった場合、十分な証拠を揃えることが最も重要です。
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