事業を軌道に乗せたいと思った矢先、Facebookで経営者から声をかけられていませんか。
Facebookにはビジネスの話をきっかけに結婚詐欺をはたらく男性がいるため、注意が必要です。
当記事ではFacebook結婚詐欺の手口を解説しています。被害に遭った方は相談先を参考にしてください。
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結婚詐欺師がFacebookを使う理由
結婚詐欺師がFacebookを使う理由は、以下の2つです。
- ターゲットである女性を探しやすい
- 運営元が詐欺対策に積極的ではない
結婚詐欺師にとってFacebookはターゲットの条件に合った女性を見つけて、詐欺をはたらきやすい場と言えます。Facebookをよく使う女性は結婚詐欺師に注意してください。
ターゲットである女性を探しやすい
結婚詐欺師はFacebookを使ってターゲットである女性を探すため警戒しましょう。
投稿に価値観が表れるFacebookは、詐欺師が条件に合った女性を見つけやすい好都合な場と言えます。詐欺師にとってFacebookは、拡散を狙ったX(旧Twitter)や映える写真の投稿がメインのInstagramよりも魅力的なSNSです。
詐欺師は、スキルアップや起業に興味があり、年齢を重ねて資産を持っていそうな独身女性をターゲットとして見定めます。
詐欺師は興味を持った女性に計画的に近づくため、知らない男性との交流には注意してください。
運営元が詐欺対策に積極的ではない
Facebookを結婚詐欺師が使う理由は、運営元が詐欺対策に積極的ではないことがあげられます。
Facebookの運営元であるMeta社は、詐欺広告の掲載を放置し、ニュースになりました。結婚詐欺師は取り締まりが厳しくないFacebookで悪事をはたらいても問題ないだろうと甘く見ている可能性が大いにあります。
詐欺の手口は年々巧妙化しており、運営も対策が追いついていない事情もあるでしょう。Facebookのセキュリティを過信せず、自己防衛したほうが賢明です。
Facebookを使った結婚詐欺の手口
Facebookを使った結婚詐欺の手口は、おもに以下の6つです。
- 生活が充実している高収入男性を装う
- ビジネスをきっかけに信頼関係を築く
- 結婚を意識させるが決定的なことは言わない
- 一時的なトラブルが発生したと偽る
- 言葉巧みにマインドコントロールする
- 相手の資金が底をつくと姿を消す
結婚詐欺師は計画的にターゲットに近づき、お金を騙し取る目的を達成できれば姿を消します。少しでも怪しいと感じた男性には深入りしないことをおすすめします。
生活が充実している高収入男性を装う
Facebookにいる結婚詐欺師は生活が充実している高収入男性を装うため、警戒しましょう。
詐欺師はお金持ちでいきいきとした男性を演じます。ビジネスに興味を持つ女性の目にとまるように、仕事がうまくいっている人物を装ったアカウントを作成します。
高級品や贅沢品の写真であふれているだけではなく、前向きな言葉が添えられていることも信頼してしまうポイントでしょう。
Facebookは人間性が出やすいSNSですが、写真やコメントがすべて本当とは限らないため、すぐに信じてはいけません。
ビジネスをきっかけに信頼関係を築く
結婚詐欺師はFacebookでビジネスをきっかけに信頼関係を築こうとしますが、親密になる前に警戒が必要です。
気軽に友達リクエストを許可した相手から詐欺を受ける可能性があるためです。詐欺師はターゲットと見定めた女性にビジネスの話を持ちかけます。
女性は、メッセージのやり取りで自身のビジネスの悩みが解決しそうであれば男性を信頼します。詐欺師はビジネスの話だけではなくプライベートの話題も織り交ぜながら、ターゲットの心を鷲づかみにするでしょう。
メッセージだけで相手を信じてしまう危険性があるため、知らない男性からのアプローチに注意してください。
結婚を意識させるが決定的なことは言わない
Facebookにいる結婚詐欺師はターゲットに結婚を意識させますが、決定的な言葉は避けます。
「結婚」と口にすれば、破綻した際に女性から結婚詐欺と訴えられる可能性があるためです。詐欺師はターゲットの前で紳士的な態度をとり、女性からのビジネスの相談にも真面目に答えます。
恋人関係になったあと、女性はますます魅力的な男性に惹かれるでしょう。詐欺師は「結婚」とは言わないものの、二人の将来をにおわせる言葉で女性を安心させる手口を使います。
「結婚」の言葉を不自然に避ける男性には警戒してください。
一時的なトラブルが発生したと偽る
Facebookに潜む結婚詐欺師は、信頼関係を築いたあとに一時的なトラブルが発生したと偽るため注意が必要です。
詐欺師は女性の信頼を得たあと、トラブルを装いお金を騙し取るという本来の目的を達成するための行動に出ます。よくあるトラブルの例は以下の3つです。
- 借金の返済
- 事業資金
- 持病や家族の病気
女性は男性が困っている姿を見て「力になりたい」と強く思い、はじめは少額を貸します。
男性に一回でも貸せば、徐々に要求額が上がり最終的には大金が吸い上げられるため、簡単にお金を渡さないほうが賢明です。
言葉巧みにマインドコントロールする
Facebookを介して知り合う結婚詐欺師は、ターゲットを言葉巧みにマインドコントロールします。
詐欺師は「結婚」という言葉は避けるものの、将来を見据えた話をします。愛情表現をしてくれ、ビジネスの相談にも乗ってくれる男性を疑う余地はありません。被害者はFacebookを介して素敵な男性と知り合えた運命に舞い上がっているでしょう。
詐欺師にマインドコントロールされ始めれば、本来の自分を取り戻すことが困難です。罠にはまって抜け出せなくなる前に、少しでも怪しいと感じた相手とは距離を置いてください。
相手の資金が底をつくと姿を消す
Facebookで活動する結婚詐欺師は相手の資金が底をつくと姿を消すため、音信不通になる前に証拠をつかみましょう。
詐欺は迅速な対応が何より大事です。詐欺師はターゲットのお金をむしり取ったあと、女性が警戒し始めると姿を消します。女性は愛していた男性からの裏切りで、自分が被害者になったショックに打ちひしがれます。さらに資金が底をついたことで二重の苦しみを味わうでしょう。
詐欺で失ったお金を取り戻すべく、詐欺師の足取りがつかめなくなる前に専門家に相談してください。
Facebookでの結婚詐欺を防ぐ対策
Facebookでの結婚詐欺を防ぐ対策は、以下の3つです。
- 知らない相手からのメッセージは無視する
- 高スペックな男性を信用しすぎない
- 少額でもお金を貸さない
詐欺師は巧妙な手口でターゲットに近づきます。結婚詐欺は相手に好意を持つと抜け出せないため、初期の段階で不審な男性を遠ざけてください。
知らない相手からのメッセージは無視する
Facebookでの結婚詐欺を防ぐために、知らない相手からのメッセージは無視することが重要です。詐欺師は悪事をはたらく前にターゲットと信頼関係を築くことに注力します。
Facebookで友達リクエストをし、女性の反応を確認しつつ、やり取りを通してターゲットとしてふさわしいか見定めるでしょう。詐欺師を相手にしなければ、Facebookを介した結婚詐欺はそもそも発生しません。
相手男性のアカウントを見て、ビジネスに長けていそうな印象を受けても本当かわからないためすぐに信じないほうが得策です。知らない相手からの友達申請やメッセージには注意してください。
高スペックな男性を信用しすぎない
Facebookを介した結婚詐欺に遭わないために、高スペックな男性を信用しすぎないようにしましょう。
結婚詐欺師は条件の良い男性を演じます。以下の条件に当てはまる男性が急に近づいてきた場合は注意してください。
- 高学歴である
- 高収入である
- 外見が良い
- コミュニケーション能力がある
詐欺師は演技力に優れており、メッセージのやり取りやデートで女性を信用させます。一度信じてしまうと詐欺師にマインドコントロールされ、冷静な判断ができません。
高スペックな男性に出会っても相手の言うことを鵜呑みにしないようにしましょう。
少額でもお金を貸さない
Facebookをきっかけとした結婚詐欺を避けるために、素性のわからない男性には少額でもお金を貸さないようにしてください。
結婚詐欺師は数十万円という比較的少ない金額から要求します。詐欺師はターゲットの懐事情を把握しており、脅迫めいた言動を使って資金が底をつくまで搾り取るでしょう。女性も相手に嫌われたくない一心で詐欺師の言いなりになり貢ぎます。
一度でもお金を貸すと要求額が上がり心身ともに深いダメージを負います。
恋人であっても、お金を一方的に要求してくる男性とは縁を切ったほうが良いでしょう。
Facebookを使った結婚詐欺の相談先
Facebookを使った結婚詐欺の相談先は、おもに以下の2つがあげられます。
- 弁護士
- 探偵
結婚詐欺の被害に遭った方は、せめて相手に奪われた金銭を取り戻そうと考えます。個人での法的手続きは難航するため、プロに頼るほうが得策です。
証拠が乏しい方は探偵に相談してください。
弁護士
Facebookで結婚詐欺師に騙されて返金を望む際は、弁護士への依頼を視野に入れましょう。
弁護士は被害者の置かれた状況から、最適な法的手続きや解決策を提案します。弁護士に依頼することで、詐欺師が示談に応じやすくなるメリットがあります。返金請求、訴訟の代行など総合的な法的サポートを行えるため、ダメージを負った被害者の強い味方です。
詐欺師の身元がわからなければ、先に探偵に依頼し、十分な証拠を集めたあとに弁護士に頼むことを検討しましょう。
探偵
Facebookを介した結婚詐欺に遭った際に、もっとも有力な相談先は探偵です。
詐欺師は身元を隠すため、ターゲットに嘘の個人情報を伝えています。被害者が把握している相手の情報はそのままでは使えません。個人で詐欺師の素性を調べても、知識がなければ徒労に終わります。
腕の良い探偵に依頼することで、詐欺師の身元が割れる可能性が高まります。返金を望む場合、詐欺師の身元が判明すれば弁護士への引継ぎがスムーズに行われるでしょう。
近年は悪徳な探偵事務所での二次被害も多発しています。探偵に依頼する際は、実績や口コミなどを冷静に比較し、信頼できる事務所に頼むことをおすすめします。
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