実例をみると、結婚詐欺師と被害に遭いやすい女性の特徴がわかります。共通する手口を確認することで、精神的・金銭的被害を防ぎましょう。
被害に遭ったかもしれないときに利用できる相談先も紹介するため、参考にしてください。
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結婚詐欺とは
「結婚詐欺」とは、意思がないにもかかわらず結婚をほのめかして異性に近づき、相手から金品を騙し取ることです。
以下のようなケースは、結婚詐欺にあたる可能性があります。
- お金を騙し取るために結婚する意思があると嘘をつく
- 結婚してくれるという嘘により騙される
- 騙されてお金をわたしてしまう
- 嘘とお金をわたしたことの間に因果関係が認められる
結婚詐欺に遭い、刑事告訴すると、詐欺師は懲役10年以下を科される可能性があります。返金や慰謝料の請求をしたいなら、民事裁判も選択肢の1つです。
詐欺罪が適用されるかの判断は、専門知識がなければ困難です。実例をみながら確認しましょう。
結婚詐欺にあたらないケース
以下のようなケースは、結婚詐欺にあたらないと判断されます。
- 結婚の意思やお金を請求した理由に嘘はなかった
- 相手からの要求がないのにお金をわたした
- 経済的な被害がない
詐欺ではないとみなされても、詐欺未遂罪や貞操権の侵害など、ほかの罪で訴えたり慰謝料の請求ができたりする可能性があります。
相手と裁判であらそうときには、詐欺罪にあたらないケースでも証拠集めが非常に重要です。
「もしかしたら結婚詐欺に遭ったかもしれない」と少しでも感じたら、諦めずに専門家に相談してください。
結婚詐欺の実例
結婚詐欺の実例を3つ紹介します。さまざまな手口のなかにみられる、詐欺師に共通する点を確認しましょう。
結婚を前提に付き合っている人に不審点があるなら、実例をみながら自分の交際相手と結婚詐欺師とを比べてみてください。
実例①
30代の女性医師から2,500万円を騙し取った結婚詐欺の実例です。保険外交員であった犯人が、在職中から詐欺をはたらいていた悪質なケースです。
詐欺師は女性に対し、結婚後の相続税や贈与税対策として1,000万円を要求したり、架空の金融商品の購入をお願いしたりしていました。
以下のような嘘をつき、自身が資産家であると女性に信じ込ませたこともわかっています。
- 祖父は石油関係の仕事をしている資産家で、サウジアラビア在住
- 渋谷の高級住宅地である松濤に2人の新居を建設中
- 自身は慶応大学を卒業
結果として10人の女性から、合計1億7,000万円ものお金を騙し取っています。騙し取ったお金は、借金返済のための投資にあてていました。
たくみな話術や金融の専門家という肩書もあって、女性たちは騙されたと考えられます。結婚を約束した相手の言葉でも、うのみにすることは避けてください。
参考:「高級住宅地に家を建設中」女性医師らから 1億円騙し取る|FNNプライムオンライン
実例②
結婚詐欺に遭って450万円を騙し取られた、50代の女性の実例を紹介します。詐欺師は職業や名前を偽り、40~50代の女性をねらって騙していました。
電気工事会社の社長を装う詐欺師の猛烈なアプローチに、はじめは付き合うつもりがなかった女性も、次第に惹かれていきました。お金を要求されるころには、「なんとか助けてあげたい」と思うようになったと語っています。
本事例で詐欺師がお金を無心した理由は、以下のとおりです。
- 従業員が事故に遭ったことによる違約金
- 従業員のミスで今月支払うお金が不足
- 大きな仕事の契約金
- 自身の手術費用
相談のたびに「申し訳ない」と訴える文面や証拠となる写真を添えて、女性に疑われないようにする手口は悪質といえます。たくみな言動に騙されないよう、冷静な判断が必要です。
参考:「軽い洗脳状態だった」被害女性が語る結婚詐欺の手口|カンテレNEWS
実例③
2人で住むマンションの入居費用として500万円を騙し取られた、結婚詐欺の実例もみてみましょう。被害者は、50代会社役員の女性でした。
詐欺師は、婚活アプリで知り合った女性に対し「一緒に住む家を探そう」「2人で住むなら港区がいい」などと、結婚を意識させてお金を騙し取っています。実際に2人でマンションの内覧にも行き「ほかの希望者に部屋を取られないように」と、女性に手付金の支払いを要求しました。
詐欺師は、前年度の年収が4,200万円の広告アドバイザーであると女性に偽っていたようです。信頼できる経歴を提示され、「2人の将来のため」といわれても、安易にお金をわたさないようにしましょう。
参考:婚活アプリで知り合った女性からマンション入居費用を騙し取った男を逮捕|msn
実例からみえる結婚詐欺師の特徴
実例からみえる結婚詐欺師の特徴は、以下のとおりです。
- 熱烈なアプローチをする
- 高学歴・高所得者を装う
- 何回もお金を要求する
- 個人情報を明かさない
実例を踏まえて考察することで、結婚詐欺の手口の本質があきらかになるはずです。
「自分は絶対に引っかからない」と油断することなく、自身が結婚詐欺に遭っていないか、もう一度考えてみましょう。
熱烈なアプローチをする
結婚詐欺師の特徴の1つが、結婚を意識させる熱烈なアプローチをすることです。ターゲットに「運命の人だ」「一緒にいると落ち着く」などと、出会ってすぐにプロポーズします。結婚の意思があるように装い、できる限りはやくターゲットと信頼関係を築こうとします。
結婚願望が強い女性は、熱烈なアプローチをする男性に心を奪われがちです。結婚できる絶好のタイミングを逃したくないと、お金の要求に応じてしまうこともあるでしょう。
知り合ってすぐに結婚を切り出す相手は不自然です。相手が信用できるか、デートやメッセージのやりとりを通じて確認してください。
高学歴・高所得者を装う
高学歴や高所得者を装うことも、結婚詐欺師の特徴です。ターゲットに「理想的な結婚相手」「ほかの男性は考えられない」と思わせるよう仕向けます。容姿の良さや親の財産が多いといった、魅力的すぎるプロフィールを持つ相手には注意しましょう。
非常に魅力的な男性からアプローチを受けることは、通常あまり起こり得ない状況です。理想的な人物像は偽りかもしれないと警戒し、やりとりは慎重になるべきです。
結婚詐欺の実例でも、「高収入の仕事をしている」「親が資産家」と偽る手口が確認されています。相手の言葉をすぐに信じるのではなく、事実を確かめることが必要です。
何回もお金を要求する
結婚詐欺師は、ターゲットに対して何回もお金を要求するという特徴があります。いくらまで借りられるのかをうかがいながら、お金を貸してほしいと頼みます。
手術費用や経営する会社の資金など、「急なトラブルでお金が必要になった」と金銭を無心することは、詐欺師の常套手段です。通常であれば不審に感じるような嘘でも、将来を誓う相手を助けてあげたいという気持ちが強いと、いわれるがままにお金をわたしてしまいがちです。
借りたお金の一部を返済する詐欺師もいますが、ターゲットを信用させる策略であり、騙されてはいけません。
結婚を約束する相手だからこそ、金銭トラブルは回避できるように対策すべきです。親しい間柄でも借用書を作成し、お金のやりとりはきちんと行なってください。
個人情報を明かさない
結婚詐欺師は、個人情報をターゲットに明かしません。個人情報が知られると、詐欺に気づかれた際に逃げにくくなるためです。
家族や仕事の話を聞いたり会社の名刺をもらったりしても、情報は嘘である場合が多いでしょう。不審に思って勤め先に行ったら、会社がなかったというケースも珍しくありません。
結婚相手にはお互いの家族や友人を紹介するものですが、詐欺師は理由をつけて断ります。
結婚を考えている間柄であれば、相手の情報を確認することは当然です。プライベートな内容を聞いてみて避けられたときは、詐欺師の可能性を疑いましょう。
結婚詐欺に遭いやすい女性の特徴
結婚詐欺に遭いやすい女性の特徴は、以下のとおりです。
- 結婚願望が強い
- 結婚相手にもとめる理想が高い
- ビジネスパーソンで高い収入がある
- 同性の友達が少ない
金銭が目的の結婚詐欺師は、騙しやすくお金を十分に持つ女性をねらう傾向があります。結婚相手にもとめる条件が多い方ほど、理想的な人物をまえにすると冷静な判断ができません。絶好のチャンスを逃したくないと、思う女性も多いでしょう。
友人や家族に相談できる環境でなければ、相手に不審点があっても見過ごしてしまう恐れがあります。意欲的に仕事をしてきて、「周囲に比べて結婚から遠のいている」と焦っている女性は特に注意が必要です。
結婚詐欺に遭いやすい人の特徴にあてはまる方は、理想的な相手と出会っても冷静に判断することが大切です。
結婚詐欺ではないかと不安な際の相談先
結婚詐欺に遭ったかもしれないと不安になった際は、以下の相談先を利用してください。
- 警察
- 弁護士
- 探偵
悩んでいるうちに詐欺師が逃げる恐れがあるため、すみやかな相談が大切です。勇気を出して、行動に移しましょう。
警察
結婚詐欺の被害に遭ったときの相談先の1つが、警察です。被害届や告訴状を出すことで、捜査を正式にスタートしてもらえる可能性があります。
被害を訴えるときは、状況をできる限りくわしく説明し、詐欺の具体的な証拠を提供することが重要です。たとえば、詐欺師とやりとりしたメッセージや、お金の受けわたしがわかる記録が役立ちます。
しっかりとした証拠がないと、警察は積極的な対応ができない場合があります。相談に行くまえに、自分で証拠をそろえる努力が必要です。
スムーズに被害を解決するためにも、さきに調査のプロに相談してから、警察に連絡しましょう。
弁護士
弁護士も結婚詐欺に遭った際に、頼れる相談先です。詐欺被害の解決をめざすには、法的なサポートが必要になるケースが多く存在します。
弁護士には、解決にむけた具体的な流れや法的措置を相談できます。刑事告訴だけでなく、民事訴訟で返金や慰謝料を請求したいと考えているときに、弁護士の助けは欠かせません。
詐欺師と交渉が必要な場合でも、弁護士であれば代理が可能です。
しかし、証拠がそろっていないと、弁護士でも対応できないことがあります。あきらかな証拠を集めて、被害の経緯をくわしく伝えられるように準備してください。
探偵
結婚詐欺に遭ったのではと不安になったら、探偵に相談しましょう。詐欺師の身元調査を行うだけでなく、しっかりとした証拠集めにも大きな役割を果たす存在が探偵です。
探偵は、詐欺師の嘘をあばく事実を突き止めたり、お金の流れや隠された背景をあきらかにしたりするために調査を進めます。詐欺師が巧妙に身元を隠している場合でも、プロの力を借りることで新たな手がかりを得られるでしょう。
警察や弁護士に相談したいとき、十分な証拠がないことがネックになるケースがあります。内容がしっかりとしていれば、探偵の調査報告書は法的な証拠と認められるため、訴訟や交渉を有利に進められます。
探偵を選ぶときは、信頼性が高く実績のある事務所を探しましょう。
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