お金を渡した恋人と連絡が取れなくなり、お悩みではないでしょうか。
音信不通の恋人は、詐欺師の可能性があります。恋愛詐欺を訴えるためには、相手の居場所を突きとめることが大切です。
本記事では、恋愛詐欺師の特徴や被害の事例を解説します。訴えるためのポイントや対処法も参考にしてください。
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恋愛詐欺とは?
恋愛詐欺とは、SNSやマッチングアプリなどで知りあった相手の恋心を利用して、金品をだまし取る行為です。スマートフォンや出会い系サイトの普及により、被害を訴える人が増えています。
恋愛詐欺は、相手に感情をあやつられ冷静さや判断力をうしない、被害に気づきにくいことが特徴です。詐欺と気づいたときには、被害額が大きくなっており、相手との連絡も途絶えているでしょう。
SNSやマッチングアプリでの被害を避けるためには、金銭の要求をされても断ってください。
恋愛詐欺師の特徴
恋愛詐欺師の特徴は、以下のとおりです。
- 素性を明かさない
- 一緒に写真を撮ろうとしない
- 出会ってすぐにアプローチする
- 徐々に金銭の要求が大きくなる
- 決断を急がせる
- 交際後に態度が変わる
恋愛詐欺師は、訴えられても逃げられるよう証拠を残さない傾向があります。詐欺師の特徴を知り、出会った相手の本性を見抜きましょう。
素性を明かさない
恋愛詐欺師に共通する特徴は、素性を明かさない点です。個人情報を知られると、被害を訴えられたとき、身元が判明しやすくなるため、詐欺師にとっては不都合です。
以下の行動を取る人物は、恋愛詐欺師の可能性を疑いましょう。
- 自身のくわしい個人情報を教えない
- 家族や友人を紹介しない
- 保険証や運転免許証などを見せない
出身地や職場など、教えてもらった情報が嘘のケースもあります。くわしく聞くと話をはぐらかされる場合は、警戒してください。
一緒に写真を撮ろうとしない
恋愛詐欺師は、2人の関係を裏づける危険性のある写真を一緒に撮りたがりません。理由は、訴えられたとき詐欺師にとって都合が悪い証拠となるためです。
また、複数人と関係をもっている詐欺師もおり、撮った写真がSNSにアップされて、ほかのターゲットにバレることをふせぐ目的もあります。
詐欺師は、「恥ずかしい」「カメラは苦手だから」などと言い、写真を撮られないようにします。何度誘っても断られる場合は、詐欺師と疑い距離をおきましょう。
出会ってすぐにアプローチする
出会ってすぐに熱烈なアプローチをしてくる相手は、恋愛詐欺師の可能性が高く、たいへん危険です。
詐欺師は、おたがいをよく知らない段階から、「運命の相手だ」「理想的な女性」などと大げさな言葉で、頻繁にメッセージを送ります。
詐欺師の狙いは、ターゲットにはやく恋愛感情を抱かせて、自身の要求にこたえてもらいやすい環境へ誘導することです。知りあって間もないにもかかわらず、好意的なアプローチをしてくる相手には注意しましょう。
徐々に金銭の要求が大きくなる
恋愛詐欺師は、少額の貸し借りからはじめて、徐々に要求を大きくしていく特徴があります。
詐欺師は、飲食代やプレゼントの送料などを「立てかえてほしい」と払わせ、はじめのうちは返済します。少ない額に対し誠実に対応することで信頼を得ると、徐々に大きな金額を請求するようになるでしょう。
1度でもお金を渡すと、貸し借りに対して抵抗感が少なくなり、最終的には大金をだまし取られます。お金のやり取りは、交際中であっても断ってください。
決断を急がせる
恋愛詐欺の特徴の1つに、決断を急がせるやり口があります。ターゲットが冷静になる時間や第三者へ相談する隙をあたえないようにするためです。
詐欺師は、「事故の示談金が必要」「家族の病気で手術代がたりない」とターゲットを心配させ、「すぐにお金がいる」とアピールします。交際相手から相談を受けると、助けてあげたい一心でお金を渡したくなるでしょう。
お金を要求されてもすぐに用意せず、考える時間が必要なことを相手に伝えてください。
交際後に態度が変わる
交際後に態度が変わる点も、恋愛詐欺師の典型的な特徴です。交際前は、ターゲットの気持ちをつかんで、はやく信頼されたいため、理想のパートナーを演じます。
頻繁に連絡をしたりデート先で紳士的にふるまったりして、ターゲットが詐欺師に依存するよう仕向けることが狙いです。ターゲットが交際に応じると、取りつくろう必要がなくなったと判断され、急に態度を変えます。
交際後に態度がそっけなくなった相手は、恋愛詐欺師を疑いましょう。
恋愛詐欺の被害事例
恋愛詐欺の被害事例を2つ紹介します。
恋愛詐欺では、相手に「嫌われたくない」といった心理から、やむを得ず不要な商品の購入やサービスの契約をしてしまうケースも少なくありません。詐欺師は、ターゲットの心理を巧みにあやつり、断りづらい状況を作ります。
お金をやり取りする際は、すぐに決断せず冷静に対応しましょう。
事例1
デート先で、高額な装飾品を購入させられた事例を紹介します。
被害者は、知らない男性から電話があり、恋愛や家族などの話をするうちにデートに誘われます。デート先で男性の会社へ連れて行かれ、「君のために宝石をデザインする」とすすめられて、指輪を購入しました。
約1年間で指輪やネックレスなど合計100万円以上の契約をすると、相手と連絡が取れなくなったという被害事案です。
参考:親しくなった男性に勧められ購入した指輪|和歌山県消費生活センター
高額な商品を購入させる詐欺は若い世代が狙われやすく、ターゲットの恋愛感情を利用した悪質な手口です。不要な商品の購入は、きっぱり断りましょう。
事例2
マッチングアプリで知り合った男性に、株の勉強会に誘われた事例を紹介します。
被害者は、マッチングアプリで知りあった男性から資産家と名乗る人物を紹介され、株の勉強会へ招待されます。「入会金は80万円で、1人紹介するごとに30万円もらえる」と言われ、ATMでおろしたお金を支払いました。
「株のデータが入っている」という紹介されたアプリではもうからず、勉強会でも有益な情報は得られないため、被害者は返金を希望しています。
参考:友だちから誘われても断れますか?若者に広がる「モノなしマルチ商法」に注意! |国民生活センター
マッチングアプリ経由でもちかけられた投資話は、解約や返金をもとめても難航するケースが多いため、注意しましょう。
恋愛詐欺の立証は難しい?
恋愛詐欺を立証して訴えるためには、自身の被害が「詐欺罪」や「貞操権の侵害」にあたるのかを、確認する必要があります。
自身の被害が恋愛詐欺として立証できるのか、以下の3点をチェックしてください。
- 詐欺罪にあたるケース
- 詐欺罪の成立要件
- 貞操権の侵害にあたるケース
相手の嘘に気づかずだまし取られたお金は、取りもどせる可能性があります。
詐欺罪にあたるケース
恋愛詐欺で訴える方法の1つは、自身の被害が刑法上の詐欺罪にあたると立証できるケースです。刑法246条では、「人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する」と詐欺罪を規定しています。
参考:刑法|e-GOV法令検索
詐欺罪は、嘘の情報で、金品をだまし取った人物が処罰の対象です。加害者の借金返済や治療費のために渡したお金が、「嘘だとわかっていれば払わなかった」というケースは、詐欺罪の成立が期待できます。
しかし、交際中に返済の意思があったにもかかわらず、返せなくなり関係が終わった場合は、詐欺罪での処罰は難しいでしょう。
詐欺罪の成立要件
恋愛詐欺として訴えるときは、以下の4点を満たす必要があります。
- 欺罔(ぎもう):人を欺きだますこと
- 錯誤(さくご):欺罔行為によって相手がだまされること
- 交付行為:欺罔・錯誤により被害者が金品を支払うこと
- 財産移転:交付行為により金品が加害者に移ること
「嘘だとわかっていて金品を渡した」「相手がもとめてもいないのに支払った」といった場合は、「錯誤」にあたらないため、詐欺罪は成立しません。
詐欺罪が確定しても、加害者に賠償の義務はないため、民事上の返金請求を試みましょう。
貞操権の侵害にあたるケース
恋愛詐欺に遭い、相手にだまされて性的な関係をもった場合は、「貞操権の侵害」にあたり、訴えると慰謝料を請求できる可能性があります。
貞操権とは、「だれと性的な関係をもつか」を自由に決められる権利です。相手が独身といつわっていたり、する気がないにもかかわらず結婚をほのめかしたりして交際していた場合は、「貞操権を侵害した」と解釈されるでしょう。
慰謝料の金額は、被害者の状況によって異なりますが、相場はおおよそ数十万〜200万円です。だまされていた期間や相手との年齢差によっては、高額な慰謝料を請求できるケースもあります。
恋愛詐欺を訴えるためのポイント
恋愛詐欺で訴えるためのポイントは、以下のとおりです。
- 詐欺の証拠を集める
- 加害者の身元を特定する
- 時効に注意する
恋愛詐欺を訴える際は、証拠の保全や収集をベースに手続きをすすめます。犯人の身元や住所がわからないときは、詐欺の立証が難しいでしょう。
詐欺の証拠を集める
恋愛詐欺を訴えるうえで重要なポイントは、証拠を集めることです。証拠が多いほど詐欺として立証できる可能性が高まります。
お金を要求するメッセージや相手の口座情報、支払明細などは、重要な証拠です。詐欺師は証拠を隠そうとするため、あやしさを感じた時点ですべての記録を残してください。
証拠がたりないと、警察や弁護士に応じてもらえないケースもあります。リサーチのプロへ相談すれば、個人では集められない情報も収集できます。
加害者の身元を特定する
恋愛詐欺で訴えるためには、相手の個人情報が必須です。多くの詐欺師は、身元をいつわっているため、リサーチには専門家を利用して、相手の情報を調べると良いでしょう。
加害者は疑われていることに気づくと、証拠を隠して姿を消します。連絡しても反応はないため、返金が望めません。恋愛詐欺師の身元特定は難しく、個人での調査にはさまざまなリスクをともないます。
専門家であれば、尾行や張り込みによる身元特定が可能なため、無理せずにプロへの依頼をおすすめします。
時効に注意する
恋愛詐欺で訴える際は、時効の期間に注意してください。時効とは、一定期間経過することにより、権利の取得や消失を定める制度です。被害者であっても、一定期間を経過してしまうと、請求できません。
該当する時効の期間をチェックしましょう。
刑事事件 | 民事事件 | |
時効の期間 | 7年 | 3年または20年 |
時効後 | 起訴できなくなる | 賠償請求できなくなる |
刑事事件の時効は7年ですが、犯人が海外に逃亡している期間は除きます。民事事件の時効は、被害状況と加害者がわかっている場合は3年です。ただし、被害状況は把握していても、加害者が特定できないときは、期間が20年になります。
時効の期間に注意して、すみやかに対処することが大切です。
恋愛詐欺を訴える際の対処法
恋愛詐欺を訴える際の対処法は、以下のとおりです。
- 調査会社に身元の特定を依頼する
- 金融機関に口座凍結の要請をする
- 刑事告訴する
- 弁護士に民事手続きを依頼する
相手の身元特定や法的な手続きをすすめて、被害回復をめざしましょう。
調査会社に身元の特定を依頼する
恋愛詐欺師の素性がわからない場合は、調査会社に依頼してください。
恋愛詐欺師は、氏名や身分をいつわっていることが大半ですが、訴える際は相手の身元を判明させておく必要があります。身元を特定してから、警察や弁護士へ相談するとスムーズです。
調査会社は、被害の状況や加害者から聞いていた名前・職場・メールアドレスなどから身元を特定します。詐欺師からの情報が嘘であっても、身元特定の手がかりになる可能性があるため、知っていることはすべて伝えてください。
加害者の居場所がわかると、弁護士が作成した内容証明郵便や損害賠償請求の書類を送付できます。まずは調査会社に相談して、今後のアドバイスを受け、詐欺師の個人情報を入手しましょう。
金融機関に口座凍結の要請をする
恋愛詐欺で訴えるほかにも、加害者の口座を凍結して返金をもとめる方法があります。銀行で振り込みをした方は、「振り込め詐欺救済法」にもとづき、加害者の口座からお金を取りもどせる可能性があります。
振り込め詐欺救済法とは、凍結した加害者の口座にお金が残っていれば、被害額のすべてまたは一部が支払われる制度です。警察と振込先の金融機関に連絡して、必要書類と証拠を提出しましょう。
詐欺師が口座のお金をつかっていたり、ほかの場所へ移動させたりして残高がない場合は、返金されない点に注意してください。
刑事告訴する
恋愛詐欺を訴える手段の1つは、刑事事件として告訴することです。恋愛詐欺が刑事事件として立件されると、賠償金を受け取れる可能性があります。
加害者は、処罰をおそれ情状酌量による不起訴や減刑のために、賠償金を支払うこともあります。賠償金を受け取ると、詐欺師の刑が軽くなるケースもありますが、返金を望む方には有益です。加害者側がすぐに払えない場合でも、分割払いが可能です。
刑事告訴をめざす方は、証拠とともに警察へ被害届を出し、恋愛詐欺を訴えましょう。
弁護士に民事手続きを依頼する
恋愛詐欺を訴える対処法として、相手の身元がわかっている場合には、弁護士に依頼して民事手続きを行います。
民事手続きの一般的な流れは、以下のとおりです。
- 内容証明を送る
- 民事訴訟を提起する
- 和解・勝訴する
- 強制執行を申し立てる
恋愛詐欺師は、口頭の返還請求には応じない可能性が高いため、内容証明を送って返答がない場合は民事訴訟へすすみましょう。
詐欺師の都合で立てかえていたお金は、金銭消費貸借契約にあたり、民法の取消権を行使することによって、返金の主張ができます。
また、強制執行するときに調査会社へ依頼すると、差し押さえ可能な財産の有無を確認してくれるケースもあります。
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詐欺師は、個人情報をいつわっていることが大半です。法的手続きを弁護士に依頼する場合でも、まず詐欺師の身元調査をする必要があります。加害者は巧妙な手口で詐欺をはたらいており、個人での身元特定は困難です。
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