SNSの普及と共に、美人局(つつもたせ)の被害も増加しています。
特に、TwitterのDMなどで誘われ、そのまま関係を持ってしまったがために脅迫される事件も数多くあり、事件を立証するための情報が少ないとの理由で泣き寝入りをしてしまう例が少なくありません。
今回は、Twitterで美人局を受けた事例や、いち早い対処方法などをご紹介します。被害にあったけれどどうして良いかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
美人局とは?その手口も解説
出会い系サイトを通じて出会った人からお金を取られた、また脅迫をされたなどの事例がニュースとなり、世間を騒がせるようになりました。
当記事では、美人局とは何か、そしてその手口を解説していきます。
美人局とは
女性がターゲットの男性を誘惑し、手を組んだ男性と共に金銭を騙し取ったり脅迫したりする犯罪行為を美人局といいます。
他にも未成年の女性を使った詐欺や、妊娠したと嘘をついて金銭を巻き上げる行為も事例として存在しています。
美人局でよくある手口
美人局の手口は年々増加し、それに伴い手法も変化しています。
すべて、男性の弱みにつけ込んだ卑劣な行為ばかりです。犯行に慣れている女性が美人局を行っていることが多く、なかなか見極めることが難しいとも言われています。
そこで、多くの事例が寄せられている手口を4つ解説していきましょう。
待ち合わせ場所で見知らぬ男性に脅される
美人局でもっとも事例が多い手口としては、出会い系やSNSで知り合った女性と意気投合し、そのままホテルに向かう際に男性に囲まれて、法外な慰謝料を請求されてしまうものです。
女性との待ち合わせ場所に強面の男性が待ち構えていて脅され、財布の中身をすべて持って行かれてしまったり、高額すぎる慰謝料を請求されます。
既婚者による慰謝料請求を受ける
美人局の手口でもっとも有名なものは、相手が人妻や彼氏持ちだったケースです。
女性との性行為の後に、ホテルまで来ていたパートナーから「俺のパートナーと関係を持ったな」と和解金や慰謝料を請求してきます。
公務員や有名企業を狙った脅迫
有名企業や公務員として働いている男性の場合、美人局の女性とホテルに入った瞬間を撮影され、後に脅迫を受けるケースがあります。
求められるのはお金だけでなく、勤めている会社の機密情報を渡せと脅されることもあり、そうした脅しは写真がある限り何度でも行われます。
Twitterで受けた美人局の被害実例
世界での利用者が3億人を超えていると言われるTwitterにも、美人局は横行しています。
今は出会い系だけでなく裏垢と呼ばれるものから誘いを受け、会ってみると金銭を要求されるケースや、暴力事件にまで発展するケースもあります。
ここからは、Twitterで出会った女性から美人局を受けた被害実例をご紹介しましょう。
裏垢を装う業者からの被害にあった
Twitterで増加している裏垢とは、いわゆる性行為アカウントというものになります。
若い女性の写真を貼り、そのツイートに引き寄せられた男性をターゲットにして美人局を行う手口の1つです。
ある被害者は、Twitterで男性を募集していたフィリピン人の女性にメッセージを送り反応を見ました。返信が来たのは約6時間後で、翌日にはホテルで会うと約束を取り付けることができ、男性は女性と一夜を共にしたそうです。
しかし、行為後に入浴をしているとホテルの部屋に東南アジア系のスーツ姿をした男性が2人待ち構えていました。ひたすら英語で「自店の女性に手を出したのだから慰謝料を出せ」とまくし立てられ、30万円を請求されましたが持ち合わせはなく、財布ごと渡して素早くその場から逃げ出しました。
被害者は、個人情報などは一切入れていなかったので難を逃れましたが、個人情報が入っていたらずっと金銭を請求され続けていたかもしれません。
盗難にあってしまった
金銭を要求されるだけでなく、盗難にあってしまったケースも見られます。
被害者は、Twitterで知り合った女性とホテルで待ち合わせをし行為に至ってから帰宅しました。しかし、家に戻ってから鞄の中を見てみると、中に入っていた14万円入り封筒が無くなっていたことに気が付きます。
もしかしたらどこかに落としたのかもしれないと道を探すも見つからず、使用したホテルにも連絡を取っても見当たらない状態でした。さらに、翌日になってすぐに女性の旦那らしき人物から「妻に手を出したのだから慰謝料請求する」と教えていないのに電話がありました。
お金と同時に、財布に入っていた個人情報まで盗まれている可能性を考えた被害者は、警察に相談して事なきを得たそうです。
個人情報が流出してしまった
Twitterの募集に応募した被害者は、女性と会ってホテルで行為に至りました。そのまま普通に過ごしていると、知らない番号から電話がかかってきたのです。
電話の相手はTwitterで出会った女性の旦那と名乗る人物で「お前の個人情報は全部預かってる、金を出せ」と200万円もの大金を求められました。被害者はそれを一切無視したのですが、その後も連絡は多数続き、そうこうしている内に個人情報をネット掲示板に晒されてしまいました。
名前や年齢だけではなく、電話番号や住所まで晒されてしまったことで普段の生活が難しくなり、被害者は警察に相談して引っ越すことにしたそうです。
女性と会うときは、個人情報を持って行くことにも注意しなければいけません。
未成年に手を出したと金銭要求された
Twitterでの募集には、20代と記載があり、それを信じて会うことにした被害者は、待ち合わせした駅で出会った女性とホテルに行きました。
道中、ずっとスマホを操作していることが気になっていたものの、求められるままにホテルに向かいます。
しかしホテルに到着し部屋に入ると、急に扉を叩かれ女性が開くと男性が入って来ました。実は、彼女は未成年ということを隠していたらしく、男性は自分の彼女であることと「未成年淫行で警察に通報する」と告げてきます。
通報されたくなければ金を出せという言葉に従い、被害者は持っていた現金をすべて渡してしまいました。その後はアカウントをブロックされ、連絡が一切取れなくなってしまったそうです。
Twitterの美人局は、未成年が行っているケースも多々あるため、注意が必要です。
美人局の被害にあったときの対処方法は?
もし美人局の被害にあったときは、どのように対処すれば良いのでしょうか。
慰謝料請求をされている、暴力を受けたなど、それぞれによって対処方法は違います。ここからは、ケースによって違う対処方法をご説明します。
会ったとき美人局だと気づいたら警察を呼ぶ
Twitterで連絡を取り合い、実際に駅などの待ち合わせ場所で会ったときに美人局だと気がついた、またはホテルで気がついた場合は、すぐに警察を呼びましょう。
相手は警察に通報されることを嫌がります。すぐに呼ぶために行動すれば、彼らは逃げていくでしょう。緊急を要する場合は、すぐに110番をしてください。
お金を取られたときは弁護士に相談
性的な関係を持った女性が未成年だった、または人妻だったと告げられた場合は、弁護士に相談しましょう。
女性の年齢や婚姻関係がわかれば、弁護士と共に示談交渉へ進むことができます。
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相手の情報を得るなら調査会社に依頼
金銭を取られ、さらに相手の情報が一切わからない場合は、調査会社に依頼することをおすすめします。
調査会社に依頼すれば、Twitterで明かされていない情報や、裏で誰が手引きをしているのかも調べることが可能です。調査会社で集めた証拠を持ち弁護士に相談すれば、その後の処理もスムーズになります。
美人局被害の相談をするなら調査会社がおすすめ
ここまで、Twitterで美人局にあったときの被害実例や対処方法をご紹介しました。
Twitterで連絡を取り合っている場合は、IPアドレスなどを獲得しなければならないため、なかなか難しい対応になります。
当事務所はデジタルに強く、必要となる証拠を集めることができます。調査結果を用いて弁護士に相談すれば、スムーズに返金される可能性が高まります。
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