結婚詐欺というのは、相手の行為を引き出してまずは恋人同士になり、そこから結婚をちらつかせながら金品を騙し取る行為になります。
結婚詐欺の場合、相手を騙すためのスパンが長いため、お金を騙し取られないように回避する機会やキッカケも多いです。
恋心を抱いている相手を疑うのは心理的抵抗があるかと思いますが、相手が怪しいと思った場合は、身辺調査をするのがおすすめです。
とはいえ、自分で結婚詐欺の身辺調査をおこなうには、それなりのリスクが伴うことを知っておく必要もあります。
この記事では、結婚詐欺の身辺調査を自分でおこなう方法と、それに伴うリスクを解説します。
結婚詐欺の身辺調査とは?
そもそも身辺調査というのは、「特定個人の経歴や背景を確認する調査」のことです。
結婚の場合は事前に身辺調査をおこなうことで、相手が生涯を共にするにふさわしい人物であるかがわかり、自分自身が安心できるようになります。
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こんな場合は身辺調査をするのがおすすめ
もし結婚をしようと思っている相手が以下のような条件に当てはまるなら、結婚詐欺である可能性があります。
このような場合、結婚の話は進めずに身辺調査をすることをおすすめします。
以下に詳細を説明します。
金銭の要求をしてくる
金銭を要求してくる理由は、「親の入院費用が必要だ」「事業に失敗して緊急の回転資金がいる」などさまざまです。
このように金銭を要求してきた場合、既に相手はこちら側の預貯金や資産を把握している可能性があります。
普通の男性であれば結婚相手に対してお金に困窮している様子は見せたくないはずです。
同情を誘ってくるような言い方をしてくるかも知れませんが、お金を渡す前に一度相手のことを調べてみましょう。
婚約者の友人や家族を誰も知らない
結婚するほどの仲になるのであれば、お互いの家族や友人のこともある程度知っているのが自然です。
「両親に挨拶したい」「両親の顔が見たい」とお願いしても、「入院中だからいない」「両親の写真はスマホ画像の中にない」などといって断ってくる場合は、結婚詐欺であるか疑ってみるべきです。
相手の経歴に不信感がある
結婚詐欺師は、経営者・医師・弁護士・一流企業のビジネスマンなど、女性が結婚したいと思うような高収入の職業に就いていると称する場合が多いです。
このような場合も、相手が嘘をついていないか調べてみることをおすすめします。
自分で身辺調査をやる方法
自分で身辺調査をおこなう場合、主に以下の方法が挙げられます。
以下に詳細を説明します。
ネットで調べる
対象者の名前をネット検索することで、仕事・趣味・イベントなどの活動で、対象者の名前が検索結果に出てくる可能性があります。
身辺調査を自分でしようと思ったら、まずはネットで調べることから始めましょう。
SNSをチェックする
SNSは多くの人が利用しているため、身辺調査に役立つ可能性があります。
TwitterやInstagramは匿名で利用している可能性が高いですが、趣味・出身地・写真などから本人のアカウントを特定できる場合もあります。
しかし、匿名アカウントの中から本人を見つけ出すことは時間と労力がかかりますし、結果的に何の手掛かりも得られないこともあるでしょう。
尾行や張り込みをする
相手の職業が本当であるか、住んでいる場所がどこであるかをはっきりと確認するには、尾行や張り込みをする方法もあります。
とはいえ尾行や張り込みはネットやSNSで調べる方法とは違い、現場に足を運ぶ必要があるため、かなりの時間と労力が必要です。
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自分で身辺調査をやるリスク
ここまで自分で身辺調査をおこなう方法を紹介しましたが、自分で身辺調査をおこなうにはそれなりのリスクが伴います。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
以下に詳細を説明します。
調査対象者にバレる危険性が高い
依頼者は対象者に近い存在である場合、言動に注意を払う必要があります。
とはいえ相手に何度も居場所や言動を質問したり、いつもと接する態度が違ったりすれば、相手も警戒心を持ちます。
結婚詐欺師も法律違反を承知でおこなっているので、相手にバレた場合、連絡先を断って足跡を残さないまま消えてしまう確率が高いでしょう。
知らずに法を犯してしまう可能性がある
身辺調査そのものを禁止する法律はありません。
気を付けるべき点なのは、「身辺調査をおこなう上での調査方法」です。
例えば以下のような行為は違法行為に当たります。
もし自分で身辺調査をおこなうには、このような法律違反に当たる行為を避ける必要があるのです。
身辺調査に失敗する可能性がある
結婚詐欺師は相手を騙す前提で近づいてきている訳ですから、ネットやSNSに自分の素性が分かるものをわざわざ掲載しません。
また夜間や早朝の張り込み、証拠写真を残すための遠距離からの撮影など、一般人にとっては難易度の高いものばかりです。
そのため結婚詐欺の身辺調査をしたいなら、信頼のある調査会社に頼ることをおすすめします。
身辺調査は専門家(TCSC)へお任せ
今回は、結婚詐欺の身辺調査を自分でやる方法と、それに伴うリスクを紹介しました。
場合によっては自分が法を犯してしまう可能性があり、相手にバレてしまうリスクもあります。
ましてや身辺調査に失敗してトラブルに巻き込まれてしまっては元も子もありません。
身辺調査を自分でおこなうにも、実際には自分で何をどうしたらいいかわからない方も多いと思います。
その場合は無理をせず、信頼できる調査会社へ依頼するのがおすすめです。
結婚詐欺の身辺調査を依頼したいなら、現地調査の実績がある当事務所(TCSC)へご相談ください。