【原野商法】「ご先祖のためにも」と280万円を騙し取られた男性の悲劇

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◆被害者プロフィール

  • ペンネーム:旭川ヨシ
  • 年齢:49歳

怒っているというよりかは、仏さんに顔向けが出来ません。今でも毎日手を合わせて謝罪しています。

原野とはいえ祖父が遺した土地を失い、ついでに280万の詐欺被害に遭ってしまったのですから、当然です。

事の発端は、十数年前に99歳で往生した祖父の「十七回忌法要の当日」です。

「亡くなった先代社長に代わり、お電話をしています。私、仏様とお付き合いのありました不動産屋の~」

という電話が、全ての始まりだったのです。

祖父の十七回忌直後、突然の電話

突然の電話

冒頭でお話をしました十七回忌。ご時世もあり自宅で法要を執り行いましたが、この日、親族からは挨拶の電話が相次ぎました。

その中で入った電話がある種、明らかに異質でしたが・・・諸々のタイミングがバッチリすぎて、この時は違和感がありませんでした。

今思えば、何らかの顧客リストとお悔やみ情報を突合し、命日から逆算して法要のタイミングで電話を掛けていたと思われるのと、テレアポ業者っぽい電話じゃなくて、50絡みの男性からの電話だったからです。

「罪滅ぼしをしたい」業者から突然の告白

突然の告白

この日は流石に忙しかったので、電話を切ろうとしました。しかし

「とても大事な話があるから、後日また電話する」

と答えがありまして・・・そこで私は決定的な勘違いをしました。

法事関係の相手とか、あるいは、故人と生前繋がりのあった方かと勘違いしたのです。それで、私からはわざわざ

「今日の夕方に電話します」

と返事をしてしまったのです。

そしてその日の夕方、再び先方から電話がかかってきました。相手の話を聞くと

「お電話のお時間を、ありがとうございます。

実は田中様と生前お取引のあった不動産業者なのですが、私どもの先代社長がその昔、〇〇を始めいくらかの方に原野商法のようなものに手を染め、価値の無い土地を売ってしまったということでして。

晩年になって、それを最期の最期まで悔いて亡くなったのです。」

「そこで、私たちは当時の被害者方に対して謝罪と対応をするべく、こうしてお電話を差し上げております。

多くの場合は田中様の様に、契約者の方はお亡くなりになっておられますから、その方のご相続人様や、ご家族に直接お伝えすることができませんで・・・こうして1件ずつ、ご連絡を差し上げております。」

ということでした。

・・・では、今日の今日に電話をしてきたのは、一体どういうことでしょう。

聞いてみたところ

「はい、本日は田中様の御命日かと思いましたので、お電話を」

というではありませんか。

こんな告白を受けた私ですが、疑うと思いきや、もはや信頼しきってしまいました。これほどまでに義理堅い人がいるでしょうか?いませんよ。普通。

喫茶店にて、情報交換

情報交換

業者からは電話で

「せめて、先代社長からの遺命でもありますから、田中様にお線香の一本だけでも上げさせていただきたく、お宅へお伺いしても宜しいでしょうか?」

と丁寧に打診されましたが、今はご時世がご時世です。

私は丁重にその申し出をお断りし、何か別の場所でお会いしても宜しいか?と聞いてみたんですがそしたら、

「そうですよね、ご時世の配慮も足らずに申し訳ございません。

それでしたら、会社に来て頂くのも同じことになるでしょうし、ここは一つオープンな空間に限りなく近いということで、喫茶店あたりではいかがでしょうか?

明治通り沿いにある喫茶店、分かりますでしょうか?」

と逆提案を受けました。

そこで、近所でしたし、その喫茶店で情報交換を行うことにしました。

喫茶店では、イメージ通りの50代くらいの男性が平身低頭で待っており、私はそこで情報交換を行いました。(余談ですが、ここでもコーヒー代などは全て先方持ちで、徹底しているなあ~と思いました)

どうやら先方は、私が相続した原野の土地を何とか売却出来るようにサポートしたいということでした。

しかし、肝心の土地の情報について、私も大した情報を持っていませんでした。なんせ、祖父の代の土地を私が父からまた相続しただけですから、地番や住所など詳しいことはもう記録も記憶も怪しいもんで、権利書もあるにはあるはずですが、すぐには見つからず・・・。

ちなみにこの権利書の所在が怪しい件については

「大丈夫です、権利書を紛失するケースもあるにはありますし、そういう時の裏技を私達業者はよく知っていますから。」

と言っていました。

※これについては業者から具体的な方法を聞きましたが、悪用できてしまうと思ったのでここでは言及しません。

そこで、業者からは

「役所に行って確認を取りましょう」

と持ちかけてきました。

なんでここまで良くしてくれるのですか?何か売りたいものがあるなら、先に言ってくれたほうが却って安心して話を聞けるのですが・・・・

という私の質問にも、業者さんは

「そうですよね。お疑いも当然かと思います。ですが、これは本当に銭金の話ではないんですよ。ここだけはどうか、ご理解をいただきたいと思います。」
「本当に私どもは先代社長の遺言のようなものを守ろうとしているだけで、田中様の土地を何とか現金化し、せめて、それをご相続人のヨシ様にお届けしたい、それだけの話しなんです」

とのことでした。

私はどこかこう、遊び慣れているような、それでいて仕事もバリバリできそうな業者さんに変な信頼感を持ってしまい、ここで言うがままに役所へ行くことを決めました。

渋い顔のお役所、怒り顔の業者

怒り顔の業者

善は急げで、私は役所で土地の住所等々を確認しました。この時、税務課にて確認を取ったことが私のメモに残っています。

というのも、法務局に駆け込んだとしても住所が分からなければ地番の特定も不可だろうから、役所の課税台帳等で確認するのがよい、と業者に入れ知恵をされたのです。

さて税務課で色々と確認を取った私ですが、お役所の担当者は終始、面倒くさそうに渋い顔をしていました。(・・・が、今になって思うとカモの私を哀れんで、中立たるべき公務員として、せめてもの意思表示をしていたのかもしれないですが)

無事に住所・地番は分かりましたが(これも書類はもらえず、その場でメモしました。あくまでも、私の場合の話ですので、実際には運用が異なる自治体等々もあろうかと思います)

それを業者に伝えた所

「大事な土地の話なんだから、ちゃんと対応してくれない行政はこれだからアレなんですよね」

と怒っていました。今思えば、恐らく共通の敵を作ろうとしていたのでしょうけども。

難しい境界特定、測量の費用は私が!

測量の費用は私が

無事に住所、地番がわかったのですが、これがまた爺さんも何をしたんだが、場所がモロに山中ど真ん中の1区画でした。

(当時、確か爺さんは土地を買う時に現地視察ツアーに行ったとか言ってた様な気がしますが、これは爺さんが婆さんに怒られないよう、話を盛ったんでしょうネ)

業者さんからもも

「何とかすぐにでも買取査定をしたかったのですが、これでは境界特定も測量もしようがありません・・・弱りました」

と言われたんです。

そもそも、売却のためには最低でも測量費用がかかるそうで、担当者が

「借金してでも私が負担を~」

とブツブツ言い出したんです。

私も私で

「いや、こんないい人に負担させるわけには・・・」

と素直に反対したのですが、流石に費用となると持ち出し費用でしょうし、どうにもこうにもなりませんでした。

出ていく費用、名乗り出る買い主

出ていく費用

業者の男性(今更ですがG氏とします)は

「いや・・・それでしたらせめて、私の力で、調査費用は原価提供とさせてください」

と平身低頭です。

原価と言われれば、ちょうど法事のお花も原価提供でまあ~スンバラシイのが届きましたし、安くて良いもんだという頭がありましたので、私はG氏に

「よろしくお願いします」

と言って承諾しました。

とはいううものの、調査ってのはお金もやることもすごく多くて、特に悪くしたもんで、境界特定からはじまって現地調査、測量、その他調査にかかる人件費、果ては最新ドローンによる空撮調査(?)まで、あらゆる費用を負担してしまいました。

でも、祖父が騙されて買ってしまった原野のようなものを、無事に売却出来るなら、と、ある種正義感にかられていたのも間違いないことでした。

調査が進むにつれて(イコール、金をかけるにつれて!爆笑!)買い主候補も出てきました。まるでタイミングよく用意してあったかのようで、なんだか地元の不動産会社だとか、札幌のリゾート会社だとか、名前を挙げてくれたりしました。今思えばタイミングが良すぎましたけども。

天使のような悪魔の耳打ち、売却契約

悪魔の耳打ち

あれやこれや進めている間、費用が大きくなり、とうとう私は絶対に使ってはいけないカードローンにも手を出しました。家内にバレたら絶対にまずいやつです(ま、バレましたが・・・)。

その頃にはG氏とも個人的に仲良くなっており、ほとんどもう、電話なんかでも

「あ、どうもどうも!Gでした!あのねヨシさん、今週末空いてるべか!?サンロク(※地元の歓楽街です)で飲みませんか!」

といった話になることすらあったのです。

そんなある日、G氏から電話があり

「ヨシさん、先日はどうもね。あのね、僕、ちょっと考えたんですけど、作戦があるんです。ちょっと会えませんか」

と、持ちかけてきました。それで私はG氏と会って、こんな話を聞きました。

「あのね、今回の土地。

ほんとはまだ教えちゃダメだって会社からいわれてるんだけども、どうにもヨシさんとこの土地以外にも、山まるごと買い取って開発したいって会社からの話があるんだわ。

これね、ちょっと色つけて高値で売っちゃいましょう。お金あるとこみたいですから。」

というのです。

立場を超えて私に味方してくれていると思い、G氏に下駄を預ける気持ちで土地の売却契約を結ぶことにしました。しかも、調査費用も上乗せして売るから、お金はあとから返ってくるようにしてくれるんだそうです。

さらにG氏は

「節税対策になるから、本当は教えてないんだけど、ヨシさんの人柄と男気に惚れた私がね、お教えしますから。これも、後でお金、返ってきますから」

と言われ、節税対策費用の裏メニューとして200万近くを請求されました。

でも、信頼していましたから、払ってしまったんです。
これで、今になって思えば「被害総額」が、調査費用を含めて280万にもなってしまいました。

手元に残った謎の山林…気づいたときには遅すぎて

手元に残った謎の山林

それから2ヶ月ほど。

元々時間がかかるとは言われていましたが、さすがに時間が経ちすぎです。しかも、待っても待っても山林の売却代金が入ってきません。

どうにも気になり、G氏に電話したところ

「ごめんなさいね、今ちょっと新型感染症の関係で、司法書士の先生の手配が遅れてまして。でも大丈夫ですよ、登記できたらすぐに振り込むからね。しばらくお待ちくださいネ」

と言われました。

これで一旦は大丈夫だと思ったのですが、そこから更に2ヶ月。しびれを切らした私が会社に電話すると

「Gですね・・・はい、本人が実は病気で入院して退職してしまったんです。

それで、手続きのことですが、どうにも本人が勝手に動いていた部分が大きくて、会社では詳細が不明なんです。

それで、ちょっと調査に時間がかかると思います。申し訳ありません。」

と言われてしまったのです。本当に困っている様子でした。

こうして、契約書上に記載されていた山林の売却代金が振り込まれず、不安になった私は、今更ですが土地登記を確認しに法務局へ行きました。

しかし、私が見たところ、そもそも登記は変更されておらず、売却自体も出来ていないようです。

さらに、契約書もよくよく読めば、私が200万を払って、別の地方にある謎の山林を買ったことになっていたのです。

つまりG氏は私から調査費用を巻き上げ、さらに買い手もつかないような、そんな山林をつかませた事になります。今でも心のどこかで

「G氏は本当に詐欺をしたかったのか」

と思うこともあります。あの友情はウソだったのか、とも。

でも、気づいたときには時既に遅しというやつで、今はただただ、全てを解約したいと思っています。また、先祖に申し訳ないと思う日々でもあります。

皆さんも私のような被害にあってはいけません。気を付けてください。

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